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茨城アストロプラネッツの小沼選手、ロッテから育成枠で指名 球団初のNPB入り

茨城アストロプラネッツのユニホーム姿の小沼健太選手

茨城アストロプラネッツのユニホーム姿の小沼健太選手

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 茨城アストロプラネッツの投手・小沼健太選手が10月26日、プロ野球ドラフト会議で千葉ロッテから育成2位指名を受けた。同球団からのNPB入りは初めて。

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 小沼選手は千葉県出身。189センチ、86キロ、右投げ右打ち。千葉県立東総工業高校卒業後、ルートインBCリーグ「埼玉武蔵ヒートベアーズ」に入団した。2年前、茨城アストロプラネッツに移籍し、「強気な投球」をセールスポイントに投手として活躍した。

 「小さい頃からNPBを夢見てきた。1年でも早くNPBに入りたいとBCリーグを選んだが、大学4年の年になってしまった」と話す小沼選手。「(育成枠での指名に)ホッとしたというのが正直なところ。これまでも毎年スカウトは来ていたが、調査書は0通だった。今年は6通の調査書が届き、チャンスだと思っていた」と笑顔を見せる。

 小沼選手は昨年まで先発投手としてマウンドに立っていたが、今シーズンは中継ぎ投手として登板。9月にリーグ選抜チーム入りを果たし、結果が評価され、10月には6球団からの調査書が送られてきたという。

 小沼選手は「スカウトの方から、中継ぎとして使いたいという声掛けなどもあった。これまで先発向きだと思っていたが、中継ぎが向いているのかもしれないという気づきにもつながった」と話す。

 指名発表を受け、家族や友人などから祝福の声も寄せられたという。千葉ロッテマリーンズの本社は小沼選手の出身と同じ千葉県。「小さい頃から周りを含めてロッテファンも多く、テレビで見ることもあったので、指名をいただけて良かった」とほほ笑む。茨城アストロプラネッツでの小沼選手の2020シーズン成績は、25試合30回3分の1登板。0勝3敗2セーブ、22奪三振。防御率 は5.34。「埼玉から移籍してから『小沼ならできる』と信頼され、ずっと後押しされてきた。この後押しがなかったら、チームは引っ張って行こうというような意識は生まれなかった。ただただ感謝」と明かす。

 「これまでたくさんの方に応援していただきスタートラインに立つことができた。まだここからが勝負。まずは育成契約なので、1年目で支配下登録を目指す。地元の友人たちの前で1軍のマウンドで投げたい」と意欲を見せる。

 現在、小沼選手のNPB入りを記念して、茨城アストロプラネッツ公式ウェブサイトでは「小沼健太メモリアルグッズ」の販売予約を受け付けている。ラインアップは、メモリアルキーホルダー(900円)、直筆サインアクリルボード(1,200円)、メモリアルタオル(2,800円)、メモリアルTシャツ(M・L・LL、3,000円)の4種類。販売期間は11月9日まで。

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