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水戸市立博物館で「昭和浪漫 思い出の宝石箱」 水戸のまちなかのにぎわい展示

「昭和浪漫 思い出の宝石箱」展示の創作人形

「昭和浪漫 思い出の宝石箱」展示の創作人形

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 開館40周年記念特別展「昭和浪漫 思い出の宝石箱 ー思い出は煌めく星のようにー」が現在、水戸市立博物館(水戸市大町)で開かれている。

開館40周年記念特別展「昭和浪漫 思い出の宝石箱 ー思い出は煌めく星のようにー」

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 市制90周年記念事業の一環として1980(昭和55)年にオープンした同施設。水戸市の自然・民族・歴史・美術など多岐にわたる資料を収蔵・展示している。

 2月9日に始まった同展覧会では、昭和30年~40年代の水戸のまちや市民生活の劇的な変化の様子を取り上げながら、当時の街中のにぎわいや市民のささやかな楽しみを取り上げている。

 同展では、昭和30年~40年代、水戸駅北口エリアにあった水戸市役所や千波湖近くにあった遊園地の写真パネルをはじめ、1956(昭和31)年に完成した「水戸民衆駅」と呼ばれる水戸駅舎の模型、百貨店の広告チラシ、水戸駅南通りの開発の歴史を記したパネルなどを並べる。昭和を知らない世代向けに、大型万華鏡も用意する。

 同展に合わせ、昭和の風景を表現した創作人形を「遊工房」の知神けい子さんに依頼した。知神さんをはじめとする作家12人による創作人形で、昭和時代の風景などを分かりやすく説明する。

 同館3階の展示室では、昭和時代、市内に10件以上あった映画館のポスターや、水戸のまちなかの様子を撮影した写真パネル、茨城鉄道の映像などを流すコーナーも設置する。

 同展を企画した坂本京子さんは「昭和30~40年代は、豊かさを求めて急な階段を駆け上がっていくようなエネルギッシュな時代。時代に伴って、交通体系や食、生活様式に大きな変化が見られた。展示を通して、まちのにぎわいと変化を感じていただけたら」と話す。

 期間中、工作ワークショップや「ちんどん屋さんの練り歩き全集中『鬼滅の刃』パフォーマンス」と紙芝居、ドリーム・トーク「宇宙への夢と憧れ」などの日時限定のイベントも開く。

 開館時間は9時30分~16時45分。入場料は、一般=200円、18歳以下・65歳以上無料。会期中の土曜・日曜に限り、18歳未満の子ども1人につき大人1人無料。月曜休館。3月14日まで。

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