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友部リトルシニアの竹澤選手が中学硬式野球日本代表に 全米選手権出場へ

全米選手権の日本代表に選ばれた竹沢侑来(ゆら)選手

全米選手権の日本代表に選ばれた竹沢侑来(ゆら)選手

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 笠間市の中学硬式野球チーム「友部リトルシニア」に所属する竹澤侑来(ゆら)選手(北茨城市立中郷中3年)が5月10日、「MCYSA全米選手権」日本代表メンバーに選ばれた。

「胸を張ってプレーしたい」と意気込む竹澤選手

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 米国イリノイ州で7月に行われる「MCYSA全米選手権」は15歳以下の野球選手を集めた国際大会。日本代表メンバーは日本リトルシニア中学硬式野球協会に加盟するチームから18人が選ばれた。竹澤選手は、同チームの原田明広監督(元読売巨人軍投手)が代表候補として同協会東関東連盟に推薦。強い打撃力などが評価された。

 竹澤選手は、174センチ、74キロ、右投げ右打ち。同チームには中学1年生の時加入し、昨年秋に外野手から捕手に転向した。原田監督は「(竹澤選手は)中1の時点で体も大きく目立っていた。性格は真面目すぎるほどで、グラウンドまで1時間以上の道のりを通って熱心に練習に参加している。バッティングが特に優れており、芯に当たらなくても遠くに飛ばせる珍しいタイプ。足も速い」と評価する。

 竹澤選手は父親とのキャッチボールをきっかけに、小学1年から地元のクラブチームに所属。練習を重ねてきた。竹澤選手は「海外チームとの対戦は初めて。(海外選手は)体が大きくバンバン打つイメージ」と話す。

 代表選出はホームページで知ったという。「率直に驚いたが、うれしかった」と竹澤選手。「自分の強みは、野手の間を抜ける強い打球。日本のリトルシニア代表として自信を持ち、これまで関わったいろいろな人に感謝をしながら胸を張ってプレーしたい」と意気込む。

 原田監督は「ジャパンのユニホームで試合に立つというのはなかなかできる経験ではない。優勝に貢献できる選手になってほしいという思いはあるが、野球だけうまければいいということではない。人間としてどんな人に会うか、どんな経験をするかが彼の人格形成の糧となっていく。せっかく出合った野球というスポーツを通して、日本代表メンバー、世界のメンバー、ホームステイ先の方などとの交流を通してたくさんのことを学んでくれたら」と期待を寄せる。

 友部リトルシニアは2002(平成14)年設立。日本選手権(全国大会)には6度出場経験があり、2018(平成30)年には同チーム初のプロ野球選手として高橋優貴選手が読売ジャイアンツからドラフト1位指名を受けている。

 前回の「MCYSA全米選手権」2019年大会は世界から24チームが出場。日本代表が6連覇を果たしている。

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