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水戸の明利酒類、たい焼きのリキュール「酔うたい焼き」販売へ

酔うたい焼き

酔うたい焼き

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 水戸の総合酒類メーカー「明利酒類」(水戸市元吉田町)が10月29日、たい焼きのリキュール「酔うたい焼き」の販売を始める。

「酔うたい焼き」

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 江戸時代末期の安政年間に創業した加藤酒造店が前身の同社。日本酒、梅酒、焼酎、ジン、ウオッカ、リキュールなど、さまざまな酒類を国内外で販売している。

 「酔うたい焼き」は、昨年10月に販売した焼き芋リキュール「酔う焼き芋」に次ぐシリーズ第2弾商品。

 酒類販売部の草野洸さんは「ただの『あんこのお酒』ではなく、たい焼きを食べた時、薄皮の後にあんこを感じるように、たい焼きの生地感と上質なあんこの調和にこだわり抜いた」と話す。

 「酔うたい焼き」のこしあんには、あずきの日本3大産地の一つ(草野さん)という、北海道十勝産のあずきを原料に使う。

 テーマは「たい焼きなのに酔っぱらう」。「『酔う焼き芋』で提案し反響をいただいた、牛乳で割るお酒の文化をさらに広げていきたい」と草野さん。

 商品は、20代~40代の7人で構成する開発チームのメンバーから出た約200のアイデアから5つに絞り、試作を重ねたという。「酔う」シリーズ第2弾のメインを「たい焼き」に決めた。

 焼きたてのたい焼きの皮の香ばしさと、上質なあんこの風味が口の中に広がるよう試行錯誤を繰り返すこと40回以上。草野さんは「開発メンバーから、『これ、たい焼きじゃん』と思わず歓声が上がった」と振り返る。

 「ストレートの風味を楽しむほか、牛乳と合わせた『たい焼きミルク』、アイスに掛けて味わうスイーツとしての楽しみ方もお薦め」と草野さん。牛乳で割る際に、牛乳:酔うたい焼き=2:1でたい焼きの濃厚な甘みが、3:1で調和のとれた「たい焼きミルク」が楽しめるという。「牛乳を温めて「たい焼きホットミルク」にすると、たい焼きの焼きあがったばかりの温かみが感じられる」とも。

 同社では今後も「酔う」シリーズの開発・販売を予定しているという。草野さんは「昨年の酔う焼き芋は本当に多くの反響をいただいた。牛乳で割るお酒の一つとして、『酔う』シリーズが飲食店でも定番メニューになれば」と期待を寄せる。

 価格は500ミリリットル入り=1,078円。オンラインショップ、スーパーマーケット、各酒店などで販売する。オンラインショップは10月28日17時から販売を始める。

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