鵜(ウ)狩り場としての日立を全国にアピールすることを目的とした「うかる文化振興委員会」(日立市東成沢町3)は8月23日、に河原子海岸で音楽イベント「Naturally.K(ナチュラリー・ケー)2009」を開催、約1,000人が参加した。「うかる」は「鵜」にちなんだマスコットキャラクターの名前で、合格祈願や商売繁盛の縁起物として考案、イベントのシンボルにもなっている。
同イベントは、「海と自然と音楽と」をテーマとして、美しい日立の海と自然をPRすることを目的に開催。地元フラダンスチームのステージや、自然環境に関するトークショー、本場ジャマイカから招致した「PINCHERS」らプロのレゲエアーチストのステージが繰り広げられた。地元のカフェや居酒屋が飲食ブースを出店し、来場者からは「芝生でゆったりくつろげて気持ちが良かった」「夏のしめくくりのイベントとして家族で参加、いい思い出になった」と好評だった。イベント収益の一部は、海の環境を守る活動に寄付される。
今年は、イベントの実施に合わせて、東京からメディア関係者を対象としたプレスツアーも実施、関係者約10人が参加し、鵜の捕獲場の見学や、かねみ公園の視察などを行った。同委員会事務局長の川上光彦さんは「プレスツアーは日立市でも初めての試み。『うかるくん』が全国の人気者になり、日立市も全国から注目される街になるように、今後も土産品の開発などさまざまな取り組みを行っていきたい」と話す。