空襲により焦土と化した水戸の街に存在した路上市場の風景をよみがえらせる「サントピア通りdeワシントン祭り」が9月27日、旧サントピア裏(水戸市南町1)の空き地で開かれた。
同イベントは中心市街地ににぎわいを呼び戻すとともに戦後市内にあった夜市の風景を再現、当時を知るお年寄りと戦争を知らない世代とが交流を図るために開かれたもの。
企画したのは隣接地の小料理喫茶「ワシントン」で、当日は飛び入りを含めて50店余りが参加した。古道具やアクセサリー、雑貨などの店が路上に並んだほか、紙芝居やヨガ、フォーク、よさこいなどのパフォーマンスも繰り広げられた。
主催者の矢口克信さんは「小さい祭りだが、今後も定期的に開きたい。おじいちゃんおばあちゃんと一緒に元気な水戸を取り戻したい」と話していた。