20010年3月に開港する茨城空港に就航が決まった韓国・アシアナ航空の朴三求錦湖アシアナグループ会長が3月13日、茨城県庁を訪れ橋本昌知事と懇談。同夜、水戸市内のホテルでの歓迎晩さん会に臨んだ。
アシアナ航空は、茨城空港の開港に合わせ、茨城-ソウル(仁川)間を1日1便(往復)就航させることを決めている。その後、釜山との間にも週3便の就航を予定。
茨城を初めて訪れた朴会長は「雰囲気の良いところ」と印象を語り、茨城と仁川間の就航に最善を尽くすことを約束。橋本知事も、茨城県の情勢などを詳しく説明した。
同夜行われた在日本大韓民国民団県地方本部、県日韓親善協会、茨城空港利用促進等協議会などが主催する歓迎晩さん会の席上では、「韓国から多くの観光客が茨城に来てもらえるチャンス。ゴルフや温泉も楽しめる」とあいさつ。橋本知事にアシアナ航空の模型飛行機を手渡し、日韓両国の橋渡し役を務めることをアピールした。
錦湖アシアナグループは航空会社のほかに金融、建設などの事業を展開する財閥企業。日本ではクムホタイヤなどの石油化学製品で知られる。
県茨城空港対策課は来年3月の開港に向けて、国内便などを含めて、さらに航空便の誘致を進めていく。