2010年3月の茨城空港開港へ合わせ、近畿日本ツーリスト水戸支店(水戸市宮町2、TEL 029-225-1015)とJTB水戸支社(同、TEL 029-225-5233)の2社がチャーター便を運航する。空港の正式な開港日が決まり次第それぞれ旅行商品を売り出す。
近畿日本ツーリストは台湾の復興航空のA321型機(180席)をチャーターし、茨城-台湾桃園(台北)間を運航。開港が予定されている3月11日を初便に同月中に6便、4月に4便を運航する。日本と台湾との相互チャーターとなることから、日本からばかりでなく台湾からの旅行客も茨城を訪れる。台湾ツアーは3泊4日で12月上旬から販売する。旅行代金は7万9千円~11万3千円。
JTBは日本航空のB767型機(220席)を利用、茨城-ホノルル(ハワイ)間を往復。3月11日出発、16日帰国の4泊6日、旅行代金は未定。旅行期間中はハワイで日本との交流イベント「ホノルルフェスティバル」が開催中で、県内のフラダンス団体などの利用が見込まれている。
両社ともに茨城空港の開港をビジネスチャンスととらえ、「チャーター便運航が順調にいけば定期便につながる可能性もある」と口をそろえる。
チャーター便運航は「成田利用のツアーより1万5千円ほど割高になるが、旅行代金が高騰するゴールデンウィーク中はその差が縮まったり、駐車場料金が無料であるなど北関東を中心に利用客が見込める」と旅行代理店関係者は期待を寄せる。