県内の優れたデザインを地域産業発展に役立てる「いばらきデザインセレクション2009」の選定作品の表彰式が11月23日、茨城県立図書館(水戸市三の丸1)で行われる。県内の中小企業などを対象に選定し、23件が知事選定を受ける。
同セレクションは茨城ブランドの育成を目的に開催し、今年で5回目。加工食品、工芸、クラフト、プロダクト、インテリア、建築、まちおこし、デザイン活動の分野から53社(個人含む)92件の応募が寄せられた。筑波大学大学院教授の蓮見孝さんを審査委員長に3次にわたる審査を行い、選定作品をが決めた。知事選定のほか茨城らしさや独自性が高く評価された審査員特別賞33件、今後の展開が期待されるデザイン・インキュベーション4件も選出した。
主な選定品はサザコーヒー(ひたちなか市)の「コーヒー豆チョコミックス」、山西商店(小美玉市)の「おみたまプリン」、ゆたりや(水戸市)の「ゆたりやの人参ジャム」など。地元産の材料を加工したり独自のデザイン性を発揮したものなど、コンセプトが確立した作品が目立つ。
展示会の日程は県立図書館=11月29日(24日休館)まで、県庁展=12月8日~10日、イーアスつくば展(つくば市研究学園)=同14日~16日。