パプリカ栽培に取り組む水戸の農業生産法人Tedy(水戸市小吹町)は、水戸京成ホテル(三の丸)などと共同でパプリカアイスクリームを開発し、発売を始めた。
パプリカは水戸の地域特産品として注目を集める野菜で、Tedyは国産として日本一の生産量を誇っている。同法人は、このパプリカを食材として使ってもらうためにペースト状に加工。同ホテルのパティシェによるホテルメードのアイスクリームを作り、デザートとして提供したところ好評を得たことから、商品化を決めた。
販売しているのはレッドパプリカとイエローパプリカの2種類で、商品名は「&me(アンドミー)」。内容量は90ミリリットルで、小美玉市の美野里ふるさと食品公社が製造する。
同法人の林俊秀社長は「パプリカとアイスクリームというミスマッチの味をいかにマッチングさせるか苦労した。食べてみるとパプリカの味が口の中で展開される食べ物。ぜひ、これをきっかけに多くの人が水戸産のパプリカに注目していただければ」と期待を寄せる。
価格は各315円。同ホテルレストランと水戸京成百貨店地下(泉町1)で発売している。