アーストラベル水戸（水戸市）が2月13日、水戸の歴史から学ぶ「後継者育成ツアー」の販売を始めた。

「後継者育成ツアー」ツアーのイメージ（写真提供＝アーストラベル水戸）

　同社で新たに展開する「後継者育成ツアー」。日帰りの「ライトプラン」から1泊2日の「スタンダードプラン」「プレミアムプラン」まで3つのコースを用意し、幕末期の水戸藩の歴史的事例からリーダーシップを学ぶ。弘道館や偕楽園など水戸の歴史的施設を活用。座禅体験や七芸体験なども取り入れ、デジタルデトックス環境の中で、承継者育成や承継のタイミング、環境変化への対応など、経営者が抱える悩みの解決と将来ビジョンの策定を目指す。

　ツアーガイドは、中小企業診断士の堀田誉さんが務める。100社を超える事業承継支援に携わった堀田さんは「水戸藩の歴史に学ぶリーダーシップや、変革期における意思決定の知恵は、現代の経営にも通じる」と話す。

　アーストラベル水戸社長の尾崎精彦さんは「水戸は幕末から明治維新にかけて変革に大きな役割を果たした地。専門家の具体的なアドバイスと組み合わせることで、より効果の高い承継プログラムになっている」と話す。自身も第三者承継での事業交代をしている尾崎さん。「事業承継を意識し出した親子はもちろん、第三者承継を考えている経営者の方などに興味を持っていただけたら」とも。

　料金は、「ライトプラン」（一人あたり）＝8万8,000円～。