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水戸「らーめんはなはな」が3周年 地元客との交流を大切に

君島妙紀さん(中央)、スタッフの小久保とよ子さん(左)と鈴木徹さん(右)

君島妙紀さん(中央)、スタッフの小久保とよ子さん(左)と鈴木徹さん(右)

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 ラーメン店「らーめん はなはな」(水戸市鯉淵町)が2月21日、オープン3周年を迎えた。

看板メニュー「白醤油ラーメン」は和風スープと平打ち麺が特徴

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 水戸市出身で店主の君島とし江さんと娘の妙紀(さき)さんが運営する同店。現在は妙紀さんが中心となり運営している。「子どもからお年寄りまで広く愛されるように、まずは自分や家族が安心して食べられることを基準に、なるべく顔の見える生産者から原材料を仕入れている」と妙紀さん。「店の内装やロゴは、母のアイデアで、親しみを持ってもらえるようポップな色使いにした」とも。

 妙紀さんのお薦めは「白醤油ラーメン」(650円)で、昆布や椎茸のうまみを効かせたスープに「麺工房ミタニ」(水戸市鯉淵町)がこの商品のために開発したという平打ち麺が特徴。妙紀さんは「佐野ラーメンから着想を得た。優しい味わいを喜んでくれるお客さんが多い。チャーシュー丼や手包みで作るギョーザも人気で、テイクアウトでも販売している」と話す。

 中学卒業後にアメリカの高校へ留学した経験を持つ妙紀さんは「自分の周りの環境を変えたかった。親元を離れて過ごす時間がとても自分の糧になった」と振り返る。帰国後はローカルラジオ局「FMぱるるん」でディレクターとして働き、ランチレポーターとして出演することもあったという。「取材でいろいろな飲食店にお邪魔し、盛り上がっているお店はお客さんとのコミュニケーションが密で、SNSもうまく活用していたと思い、参考にしている」と妙紀さん。2018年(平成30年)、複数の飲食点を経営する父の仕事を手伝うために退職し、同店のオープンに携わった。

 「最初は『稼がなきゃ』という意気込みが強かったが、徐々に地元の方や常連客との交流が楽しいと感じるようになり、今ではお客さんとの関わりをより大切にしている」と妙紀さん。「引き続き、ひとりひとりのニーズに寄り添うサービスを心がけたい。足を運んでくれるお客さんに感謝しかない。これからも料理とサービスを通して恩返ししていければ」と話す。

 営業時間は11時~15時。日曜定休。

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