茨城県出身の声優・俳優の加藤里保菜さんが参加する音楽ユニット「The Otals（オタルズ）」とのコラボ楽曲「ロリータ田舎に生まれ」が6月4日、音楽配信サービスで先行配信される。

加藤里保菜さん

　同楽曲は、「世界一とっつきやすいシューゲイザー（ロック音楽の一つ）」を掲げる2人組のカートゥーン・シューゲイズユニット「The Otals」（以下、オタルズ）主宰のコンピレーションアルバム「夏のルール4」に収録される。同アルバムのテーマは「夏」で、参加アーティストが新曲を中心に持ち寄って構成する。

　オタルズは、インターネットを拠点に活動し、ワンマンライブのみを行っている。同アルバムの参加アーティストとは全く交流がなく、突然の直談判で招へいを行い「分断されたシーンを横断する」をテーマに活動している。

　加藤さんは声優・俳優・タレントのほか、近年はソロシンガーとしても活動を展開。今回のコラボについて、「偶然が重なってこの曲に参加させていただくことになった。訳も分からないまま、いい意味でめちゃくちゃなことに巻き込まれた感じ」と話す。

　加藤さんによると、北海道小樽市出身のオタルズと茨城県出身の加藤さんの共通点は「地方出身」という点。加藤さんは「田舎で青春時代を過ごし、東京に憧れた気持ちは私にもあり、今回の曲の歌詞にはとても共感できる。昔の気持ちを思い出した」と話す。

　楽曲は、「爽やかなハーモニーとポップなメロディーに、ハイパーポップ調のシンセサイザーが重なり、スイング感のあるバンドサウンドとの融合が特長」という。加藤さんは「レコーディングでは、私も曲の世界観に合うよう普段の歌唱法とは違う新しい歌唱法に挑戦した。いつも私の歌を聴いてくださっている人も驚くかもしれない。反応がとても楽しみ」と笑顔を見せる。

　「ロリータ田舎に生まれ」は6月4日、サブスクリプション限定で配信する。