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茨城町のメロン農家が町長に品評会最優秀賞受賞報告

(左から)イバラキング部門で最優秀賞「ゴールドマイスター」を受賞した豊田さん、豊田さんの「イバラキング」を手にする小林町長(写真提供=茨城町)

(左から)イバラキング部門で最優秀賞「ゴールドマイスター」を受賞した豊田さん、豊田さんの「イバラキング」を手にする小林町長(写真提供=茨城町)

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 茨城町のメロン農家・豊田大介さんが6月23日、「いばらきメロン品評会 KING&QUEENコンテスト2025」のイバラキング部門で最優秀賞を受けたことを小林宣夫茨城町長に報告した。

豊田さんの栽培したメロン「イバラキング」

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 茨城県が県産メロンの品質向上と知名度アップを目的に開いている同品評会は今年で3回目。審査は、パティシエの鎧塚俊彦さんをはじめ、都内百貨店バイヤー、料理雑誌編集長などが行った。

 一昨年9位、昨年5位と順位を上げ、最優秀賞に贈られる「ゴールドマイスター」の称号を受けて今年頂点に立った豊田さんは「昨年のコンテストで優勝したメロンがとても素晴らしく刺激を受けた。今年はさまざまな点を改善してコンテストに臨んだ」と振り返る。

 受賞報告を受けた小林町長は「メロンは茨城町の特産物だが、鉾田市に比べると農家数や産出額は圧倒的に少ない。優秀な生産者の皆さんと競い合って受賞されたことは町にとって誇らしい。町のメロンのブランド力向上に貢献してくれた。これからも技術向上に研さんを重ね、町のメロン作りに尽力してほしい」とたたえる。

 豊田さんによると、受賞したメロンは茨城県オリジナル品種の青肉メロン「イバラキング」で、イバラキングの糖度は高くなりやすいが、天候が悪い日が続くと網目が荒れやすく、玉が縦長になる傾向があり、栽培が難しいという。

 祖父の代からメロン農家という豊田さんは2011(平成23)年、30歳なったのをきっかけに、長男として土地を守らなければとの思いから父親と一緒にメロン栽培を始めたという。独立して今年で7年目となる。「過去には連作障害に苦しみ、畑で作ったものが全てだめになった経験もある。土壌の太陽熱消毒を毎年行うなど土作りと温度管理にこだわり、種からメロンを育てている」と豊田さん。

 「茨城町のメロンをさらにPRできるよう、来年は赤肉メロンでもコンテストにチャレンジしたい」と意気込む。

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