
ひたちなか市内の事業者有志で組織する「ひたちなかイベント実行委員会」が7月26日、「姥の懐(うばのふところ)マリンプール」でイベント「『姥の懐マリンプール』の水を抜く調査隊」を行う。
普段は見ることができないプール内の水を抜き、海の生き物を観察・調査する同イベント。干潮時にプール内の水を抜き、アクアワールド大洗水族館の飼育員による指導の下、参加者が海の生き物を捕獲・観察する。調査後は参加者全員でプール内を清掃し、海の環境について学ぶ機会とする。
同実行委員会実行委員の舟橋裕太さんによると、姥の懐は、今から180年以上前にこの場所に広さ4メートル、高さ2メートルの奇岩が垂れ下がり、その下にあった懐の形の洞穴をくぐって通行していたことが由来とされているという。「現在は昭和から平成、令和にかけて整備された天然の海水プールとして、地域の人たちに親しまれている」とも。
当日は、水の中の生き物調査後、汚れている原因調査と大掃除を行う。調査では、プール内の生き物の捕獲・観察・記録を行い、専門家による解説も予定。捕獲した生き物は観察用の容器に入れ、参加者が触れ合えるようにするという。
舟橋さんは「地域の子どもたちに海の生き物との触れ合いを通じて自然環境への関心を高めてもらいたい。清掃活動を通じて環境美化の大切さを学ぶ機会にもなる」と話す。
開催時間は8時30分~12時。参加費は300円(未就学児無料)。申し込みは専用フォームで受け付ける。雨天中止。実施の可否は前日までにホームページで公開する。