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水戸市吉沢町のタイ料理店「ルアンタイ」が茨城町に移転

茨城町に移転したタイ料理店「ルアンタイ」オーナーシェフのトンカイエン・バンガウルさん(中)、ホールを担当する妻のソンピスさん(右)、息子のピーラウィットさん(左)

茨城町に移転したタイ料理店「ルアンタイ」オーナーシェフのトンカイエン・バンガウルさん(中)、ホールを担当する妻のソンピスさん(右)、息子のピーラウィットさん(左)

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 水戸市吉沢町で営業していたタイ料理店「ルアンタイ」が茨城町に移転して3カ月がたった。

ランチの「スペシャルメニュー」(ヤムウンセン、鶏肉のグリーンカレー『ゲンキョウワン』、季節の野菜炒め、本日の揚げ物、ライス、ドリンク)

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 バンコクのホテルでシェフをしていたトンカイエン・バンガウルさんが店主を務める同店。バンガウルさんは1989(平成元)年に来日し、東京広尾のタイレストランで料理長を務めた後、1999(平成11)年11月に水戸市吉沢町でタイ料理店「ルアンタイ」を出店。バンガウルさんによると、当時水戸ではタイ料理の店は珍しく、多くの人に知ってもらうため、タイの民族衣装に身を包みチラシ配りをするなどの営業をしていたという。

 茨城町への移転について、バンガウルさんは「約24年間水戸で営業してきた。これまでのように賃貸店舗ではなく、自宅兼店舗として使える物件を探していた。年をとって子どもたちも大きくなったので、ちょうどいい物件を見つけた」と話す。

 バンガウルさんは「茨城町の緑に囲まれた環境が気に入っている。店で使うインゲンやトウガラシ、レタスやパクチーなどの野菜も庭で育てている。暮らし始めてみると、車の音よりも田んぼから聞こえるカエルの声の方が大きいことに驚いた」と笑顔を見せる。

 メニューはテイクアウトにも対応する。ホール担当スタッフで妻のソンピスさんは「少しゆっくりするつもりで移転したが、忙しくしている。水戸時代に通ってくれていた人や、近くの畑で作業している外国人の研修生、地元の年配者で初めてタイ料理を食べるという人も足を運んでくれる。ありがたいしうれしい」と話す。

 4歳から日本で暮らしているという息子のピーラウィットさんは日本語が流ちょうで、普段はタイ語と日本語の通訳などの仕事をしているが、週末やディナータイムには店に立ち、営業をサポートしている。

 バンガウルさんは「現在63歳。将来的には世代交代していくことも考えている」と話す。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=17時30分~21時。月曜定休。

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