
茨城町地域おこし協力隊の中地朝子さんが特産品直売所「あいあい」にテイクアウト専門店「カフェスタンド広浦」をオープンして1カ月がたった。
メニューは、涸沼産シジミを使った「しじみ汁」(250円)をはじめ、昆布、シャケ、梅おかかなどの「おにぎり」(各200円)、「おやき」(200円)、「アイスコーヒー」(350円)、「メロンスムージー」(500円)などを用意。「しじみ汁」には併設する直売所「あいあい」で販売するシジミを使い、「メロンスムージー」には同町地域おこし協力隊でメロン農家を目指して活動する坂井将基さんが育てたメロンを使う。
中地さんによると、昨年行った「農と食の体験in茨城町」で地域の人たちと交流する中で、涸沼周辺で気軽に食べ物や飲み物を提供する店があればいいのにという声を受けたという。同直売所のオーナーを紹介され、厨房を活用して店をはじめたいと相談したところ快諾を得た。地域の人と交流を深めながら開店準備を始め、既存のテーブルや椅子の塗装や厨房側の壁面などをDIYで整えたと話す。
看板やのれんのデザインは町内の看板製作会社「フェイス」が手がけた。中地さんのイメージを基に、コーヒーカップの中に涸沼をかたどったデザインにした。中地さんは「イメージ通りのデザインになった」と話す。
中地さんは「茨城町産100%のメニューを目指し、ここでしか食べられない茨城町らしい物を提供したい。観光客や地域の人に気軽に利用してもらえる場所にしたい」と意気込む。
営業時間は土曜・日曜11時~15時。