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茨城町ふるさと納税、204万円で玄米1トンの返礼品 米どころの魅力発信

(左から)1トン分の玄米「にじのきらめき」と「ふくまる」の前に立つ茨城町の石崎商店・本部長松下和平さん、同町ふるさと納税推進室立原由多可さん

(左から)1トン分の玄米「にじのきらめき」と「ふくまる」の前に立つ茨城町の石崎商店・本部長松下和平さん、同町ふるさと納税推進室立原由多可さん

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 茨城町が12月24日から、204万円の寄付で同町産の玄米約1トンを届けるふるさと納税返礼品の受付を始めた。配送対象は関東1都6県限定。ふるさと納税ポータルサイトで寄付を募る。

(左から)30キロの玄米を持ち上げる同町ふるさと納税推進室長の黒崎慎吾さんと立原さん

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 米の品種は「にじのきらめき」と「ふくまる」の2種類。30キロ入りの玄米を34袋届ける。配送は3回の分割配送または一括配送も選択できる。

 お米ソムリエの資格を持つ同町ふるさと納税推進室の立原由多可さんによると、「にじのきらめき」と「ふくまる」は茨城町で生産量が多い品種で、両品種とも高温環境下に強く、近年の猛暑でも一等米の比率が高いという。

 「にじのきらめき」は2018(平成30)年に国の研究機関で誕生した品種で、ツヤのある炊き上がりと大粒で甘みがあるのが特徴。もっちりとした食感は濃い味のおかずにも負けず、幅広い料理に合う。「ふくまる」は2014(平成26)年に登録された茨城県オリジナル品種で、一般的な米より丸みがあり大粒で、名前の通りふっくらとした炊き上がりが特徴。冷めても食味が良く、弁当やおにぎりにも適している。

 立原さんは「比較的新しい品種でまだあまり知られていないが、知名度のあるコシヒカリやミルキークイーン以外にもおいしい米があることを知ってもらいたいと考え、2品種を選んだ。おいしいしい茨城町の米を食べてもらいたい」と話す。

 今回の返礼品は、茨城大学地域未来共創学環の実習がきっかけで生まれた。同町ふるさと納税推進室が実習にきた学生と、「どのような返礼品が求められるか」を検討する中でアイデアが出た。米どころである茨城町を知ってもらいたいと、目を引くインパクトのある企画を考えたという。

 同町で本企画の返礼品を提供する石崎商店・本部長で五ツ星お米マイスターの松下和平さんは今回の企画について「寄付者の目に留まるような企画は、目線が違って面白い。今後も茨城町の発展に協力していきたい」と期待を寄せる。

 申し込みは「ANAのふるさと納税」「ふるさとチョイス」「ふるなび」「マイナビふるさと納税」「楽天ふるさと納税」の5サイトで受け付ける。

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