サッカーJ1の水戸ホーリーホック(水戸市)が1月4日、城里町七会町民センター「アツマーレ」(東茨城郡城里町)で2026シーズンの新体制発表会を行った。
2025シーズンにJ2リーグで優勝し、クラブ史上初のJ1昇格を果たした同クラブは、2026年2月から始まる「明治安田J1百年構想リーグ」に向け、新監督に樹森大介さんを招くほか、選手10人が新たに加入する。
樹森監督は1977(昭和52)年生まれの48歳。水戸のアカデミーやトップチームでコーチを歴任し、2025シーズンはアルビレックス新潟の監督やFC岐阜でコーチを務めた。会見では「J1の舞台で、ただチャレンジするだけではなく、しっかり結果を残したい。水戸ファミリーと喜び合いたい」と意気込んだむ
1月4日現在の新加入選手(カッコ内は前所属チーム)は、上山海翔(水戸ユース)、井上聖也(アビスパ福岡)、真瀬拓海(ベガルタ仙台)、佐々木輝大(関東学院大学)、鳥海芳樹(ヴァンフォーレ甲府)、峩峨康太(立教大学)、島谷義進(流通経済大学付属柏高校)、山下優人(いわきFC)、山下翔大(名古屋高校)、安藤晃希(流通経済大学付属柏高校)の10人。
J2で通算171試合27得点の実績を持つ鳥海選手をはじめ、J1チーム所属の経験を持つ井上選手、ベガルタ仙台から加入の真瀬選手、いわきFCから加入の山下選手など即戦力が並ぶほか、高卒新人では、名古屋高校山下(翔)選手、全国高校サッカー選手権に出場中の流通経済大学付属柏高校の島谷選手、安藤選手、水戸ユースの上山選手の4人が加入する。
身長203センチ、体重98キロの上山選手は地元・大洗町出身で水戸商業高校の3年生。2011(平成23)年の東日本大震災で被災し、漁師の両親も影響を受けた。その後、水戸が復興支援として行った試合招待がきっかけでサッカーを始めた。上山選手は「試合を見に行った時、ゴールキーパーの本間幸司さんがいた。友達はサッカーが楽しいと言っていたが、自分は幸司さんの(ボールを)止める姿やチームを鼓舞する声に引かれた。サッカーを始めた時からキーパーをやりたかった」と振り返る。
FCヴェレン大洗でサッカーを始め、水戸のジュニアユース、ユースと進み、今回トップ昇格を果たした上山選手。トップ昇格が決まった際、本間選手から「厳しい世界に入ると思うが、頑張ってほしい」と声をかけられたという。「自分はホーリーホックのホームタウンである大洗町出身。みなさんに大洗町をもっと知ってもらいたい」と地元をPRした。
2026年のJリーグは、秋春制への移行に伴い、2月から6月にかけて「百年構想リーグ」を開催。J1の20クラブを東西2グループに分け、グループ内で2回総当たりのリーグ戦を行う。昇降格はないが、優勝クラブにはAFCチャンピオンズリーグエリートの出場権が与えられる。
2025シーズン監督で、2026シーズンにフットボールダイレクターを務める森直樹さんは「(百年構想リーグは)ワクワクでしかない。去年やってきた主力選手たちがJ1のチームに対してどれだけ挑んでいけるか、新加入選手たちがどれだけ躍動してくれるか、期待しかない」と話し、樹森監督は「昨シーズンの戦いをそのままJ1で続けても結果は出ない。強度の部分を高めながら、進化した水戸スタイルを発揮したい」と話す。