サッカーJ1「水戸ホーリーホック」が1月12日、水戸プラザホテル(水戸市千波町)で「2026シーズンキックオフパーティー葵会」を行った。
高橋靖水戸市長からスタジアム利用料免除の目録を受け取り握手を交わす小島耕社長
水戸ホーリーホックの広報担当者によると、この日は過去最多となる約600人が来場。昨シーズンのJ2優勝シャーレが飾られた会場で、選手・スタッフが出席した。1月10日に新加入が発表されたブラジル人選手のダニーロ選手や、全国高校サッカー選手権に出場した流通経済大柏高校出身の安藤晃希選手、島谷義進選手も出席した。
小島耕社長は「2025シーズンは水戸ホーリーホックにとって本当に歴史的な1年だった。創設31年目で初めてJ2リーグを優勝し、J1昇格を果たすことができた。昨年初めて15億円という売り上げの壁も越えることができた。2026-2027シーズンは約25億円の売り上げを見込んでいるが、J1リーグだと20チーム中最下位の売り上げ。まだまだ皆さんに水戸ホーリーホックへの愛を地域に広げていただき、クラブを大きくしていただきたい」と話す。
「4月4日、鹿島アントラーズとの茨城ダービーが初めてリーグ戦で実現する。茨城のサッカーシーンはこれまで赤に席巻されてきた。今年からは青が席巻する年になる」とも。
樹森大介監督は「昨シーズン、J2優勝、J1昇格という中、僕自身はアルビレックス新潟に渡り、多くの経験をして戻ってきた。J1の舞台の雰囲気、今のトレンド、テンションの高さを肌で感じてきたので、それを選手に伝えながら準備していきたい」と話す。「(会場を見渡し)この光景に感動する。こんなシーン、僕が水戸ホーリーホックにいる間に生まれるとは思わなかった。前・森監督(現FD)の思いをしっかり引き継いで戦っていく」とも。
松原修平選手は代表あいさつで、「去年の結果はもう過去のこと。樹森監督の下、新しいメンバーで、新しいチームでJ1に向かって練習している。安心してほしい。皆さん、応援してくださいではなく、一緒に戦ってほしい。SNSで鹿島のシャーレの大きさの違いを見て悔しかった。一緒にあの金のシャーレをここに持ってこよう」と呼びかけると、会場から大きな拍手が送られた。
来賓あいさつでは、ホームタウン推進協議会会長を務める高橋靖水戸市長が「J2優勝、J1昇格によって本市のさらなるスポーツ振興、地域経済の活性化につなげていただくことを期待し、明治安田J1百年構想リーグのホームゲーム開催に伴うケーズデンキスタジアムの利用料金1120万円相当について全額免除する」と発表した。
ゼネラルマネジャーに就任した本間幸司さんは「まさか去年はこういう立場になるとは思っていなかった。トップチームだけでなく、事業もアカデミーもしっかり力を入れながら、昨年起こした奇跡をもう一回見せられるようにしていく。ファミリーの皆さまと共に力を一つにすれば、また大きな夢を見られると思っている」と意気込む。
来場した水戸市のサポーターは「新しいチームは間違いなく走るチームになる。勢いがある」と期待を寄せる。「小島社長の話にもあったが、水戸が鹿島とやり合うというのがどれだけすごい話か。厳しいシーズンになると思うが、僕らが気持ちで負けちゃいけない」と話す。
閉会あいさつで、水戸ホーリーホック後援会「葵龍会」の鶴長義二会長は来場者に向け「優勝できたのは皆さんのおかげ。資金力がない中で、育成の水戸でこれだけの成果を出せたのは素晴らしいとよく言われる。スタッフがもともと優秀だと信じているが、資金力はあった方が選択肢が増える。さらなる支援をお願いしたい」と話し、選手・スタッフとともに「鬨(とき)の声」で締めくくった。
水戸ホーリーホックは1月13日から約2週間、沖縄県豊見城市でキャンプを行い、2月8日の開幕試合(アウェー、東京ヴェルディ戦)に挑む。