サッカーJ1の水戸ホーリーホックが1月28日、常磐神社(水戸市常磐町)で必勝祈願を行った。
多くのサポーターが駆けつける中、参道を歩き常磐神社に向かう選手・スタッフ
この日は、樹森大介監督、小島耕社長、選手、スタッフなど約60人が参列し、大舞台での躍進を祈るとともに、選手らのサインが入った特大絵馬を奉納した。チームは昨年のJ2優勝メンバーの多くが残留し、12人が新たに加わった。
今季の監督に就任した樹森さんは「水戸にとっていい機会になりますようにという思いを込めた」と話す。沖縄キャンプについては「選手がいろいろチャレンジしてくれた。いい意味でエラーも出て、修正しながら公式戦に近い形で、いいイメージで終われた」と話す。
掲げた目標は例年の残留ラインを想定した「勝ち点22」。樹森監督は「Jリーグでいうと年間13位くらい。状況に応じて変えていくが、まずはその目標に向かって勝ち点を積み上げていきたい」と話す。「降格がないシーズンなので、思い切ってどこまでできるかを試していきたい。僕が主役になる必要はない。選手が前に立って引っ張る時はサポートに回り、厳しい状態の時には僕自身が前に立っていきたい」とも。
飯田貴敬選手は「去年いい結果を残すことができたが、本当の勝負は今年。J1の舞台で僕たちがどういう結果を残すのかが勝負だと思う。まだスタートラインに立っただけ」と気を引き締める。「降格がないシーズンだが、練習試合や力試しにするつもりはない。一戦一戦勝ちにこだわり、この半年からしっかり結果を残したい。水戸がどのくらいできるのかと見られているシーズン。インパクトを残せればチームのブランド価値が上がる」と力を込めた。
必勝祈願では、宮司による祝詞の中で弘道館と偕楽園に由来する「一張一弛(いっちょういっし)の精神」という言葉が使われた。厳しさと楽しさの両立について、小島社長は「真剣勝負の中だが、(選手には)日本サッカー界の最高峰の舞台でプレーできる喜びを味わいながら戦ってほしい。そこで力を発揮してくれれば、昨年のわれわれのようにいい結果が出ると思う」と話す。
この日は平日の昼間にもかかわらず、多くのサポーターが境内に駆け付けた。水戸市内の高校に通う3年生3人は「ホーリーホックは生活の一部」と口をそろえる。
那珂市から訪れた男子生徒は、加藤千尋選手と森直樹FDのファン。「昨年も必勝祈願に来て優勝したので、今年も来た。まず一つ一つ勝ってもらって、あわよくば優勝を目指せるように頑張ってほしい。茨城ダービーも楽しみにしている」とエールを送る。
今年1月にベルギー1部・KVCウェステルローに移籍した齋藤俊輔選手のファンという石岡市から訪れた女子生徒は「高校ではサッカー部のマネージャーを務めている。サッカーを知ろうと思った時に、水戸の高校に通うようになったので地元のクラブを応援してみようと思った。J1でも水戸らしさを発揮してほしい。『やり切る、走り切る、勝ち切る』でJ1でも水戸旋風を巻き起こしてほしい」と期待を寄せる。
茨城町から訪れた女子生徒は「スタジアムが近くにあって、小さい頃から家族と一緒に見に行っていた」と話す。推しの大森渚生選手に向けて「どんな時も応援しているので、けがなく頑張ってほしい」と笑顔を見せる。
100年構想リーグの開幕戦は2月8日、味の素スタジアム(東京都調布市)でFC東京と対戦する。