茨城大学農学部は11月12日、熱ショックでイチゴの栽培を促す装置をPRする萌えキャラ「湯苺(ゆいちご)あみ」の制作発表を行った。同時にコスプレキャラ1号、5号も登場、展示会などでイメージアップに活躍する。
同学部では佐藤達雄准教授が農作物に熱ショックを与えると免疫力が高まり病害虫を寄せ付けない現象を発見。農薬散布に変わる技術として温湯散布装置「ゆけむらー」を開発。その装置で育てたイチゴをキャラクター化した。
マスコットキャラクターの「湯苺あみ」は茨大の現役学生がデザイン、お湯の力で変身し病原体からイチゴを守るイメージ。「あみ」は農学部のある阿見町から取った。コスプレも1号・5号の2人組で合わせて「イチゴ」になる。プレーヤーも現役学生が務める。
佐藤准教授は「産・学・公で開発した装置で実用的な効果が確認された。新キャラで多くの農家に普及を図りたい」と期待を寄せる。
「湯苺あみ」は同装置で栽培されたイチゴにステッカーが貼られるほか、コスプレーヤーは11月24~26日に幕張メッセで開かれる「アグリビジネス創出フェア」で一般にデビューする。