若手育成スクール「あしたの学校」-水戸で開校、弘道館の精神を現代へ

「あしたの学校」開講式・徳川斉正校長(水戸徳川家十五代当主*中央左)と第一期生達

「あしたの学校」開講式・徳川斉正校長(水戸徳川家十五代当主*中央左)と第一期生達

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 大学生や社会人向けの講座やシーズンスクールの企画運営を行う「あしたの学校」(水戸市三の丸1、 TEL 029-300-1738)の開校式が6月27日、弘道館(三の丸1)で行われた。

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 同校は地域の若い人材の育成と活性化を目的に昨年に設立。水戸藩の藩校、弘道館の教えである「集衆思 宣群力」((武士たちは)広く人々の考えを集めその力を人のために生かす)を基に理念を設けた作成。「街はキャンパス」 「人は教科書」 「誰もが生徒、誰もが先生、誰もが教育委員会」をコンセプトに季節ごとの特別講座や定期的に座学を展開。水戸や全国で活躍する専門家を講師に「どういきる科」(人生観・リーダーシップ)、「みとまちなか科」(地域・歴史・文化)、「よのな科」(現代社会構造・経済・時事)の3科構成で多彩な講座を開く。

 1期生は24人(大学生10人・社会人14人)で、社会人の職業は会社員、フリーター、作業療法士、バーテンダーなどさまざま。開講式では同校校長で水戸徳川家十五代当主の徳川斉正さんによる講話と学生証の交付、オリエンテーションが行われた。「人生において時間は限られている。この学校を通じて自分の芯になるものを見つけてほしい」と徳川校長があいさつ。併せて、年間の授業の予定が発表された。

 「水戸から地域を、日本を変える人材を多く排出していきたい。多くの『ホンモノ』に触れ、体験し、学んだことを実践する場であり、組織や地域を牽引する人づくりを実践したい」と同校代表理事の佐川雄太さん。

 式後、開校記念授業として、どういきる科の講師である車いすバスケットボールプレーイヤー斎藤信之さんと同イタリアリーグで活躍する安直樹さんによる講演「壁を超えるチカラ。」が行われた。

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