茨城のローカルヒーロー「イバライガーブラック」の最年長ファンの通夜での姿とツイートが、「身も心もイケメン」とネットで話題を集めている。
イバライガーRに次いで2008年に登場したブラックは、タイムスリップ事故の影響で、イバライガーRのエネルギーコアが分裂し、もうひとりのイバライガーとして実体化した孤高の戦士。活動は各地のイベントや、小学校への訪問でのアクションがメインだが、ステージや舞台裏での自由奔放な行動やツイートが常々話題を集めている。
今月26日にブラックがつぶやいた「明日は通夜に向かう」というツイート。他のファンにも認知されるほど有名だったというブラックファンの女性(享年82)が亡くなったことがきっかけ。3年前からガンに冒されながらも、検査や入院がない限り他県まで必ず応援に来るほど熱心だったという。
ブラックが女性のガンを知ったのが7カ月ほど前。入院が長引く女性のために家族・病院とも入念に打ち合わせを行い、27日にサプライズでお見舞いに向かう予定だったという。くしくも女性は、ブラックが向かう前日に帰らぬ人となってしまった。
通夜当日、遺影は参加したイベントでブラックと撮影したツーショットが使われ、ひつぎの中にはブラックのグッズ、写真が多数収められたという。
「今夜、俺様の追っ掛け最年長の婆ぁちゃんのお通夜に行ってきた!! 棺桶の中の婆ぁちゃん安らかな顔、その横に俺様の写真が入ってたよ!! 愛されてんな俺様」という通夜に参列したブラックのツイートと後ろ姿の画像は30日現在、4500件以上リツイートされ、2400件以上の「いいね」が付き、「男前すぎて泣いた」「真のヒーローだ」「こんなきっかけだがファンになった」(以上、原文ママ)と現在も順調にリツイート数が伸びている。
ブラックは「人が困っている時、悲しんでいる時に助けるのがヒーローであり、われわれの使命」と強を込める。