「キモチいいことを力に変えて地域と地元のためにできること」を合言葉に水戸周辺で環境や観光推進に関する事業を行う「Water Doors」(水戸市末広町2 TEL 029-225-8848)が7月12日、偕楽園とその周辺で「あさヨガとゴミ拾い」のイベントを開催した。当日は、、水戸市内の小中学生を中心に約40人が集まり、早朝の偕楽園公園でのヨガ体験と桜山周辺のゴミ拾いを行った。
「Water Doors」は地名である「水戸」を、「Water」 =自然環境や命の源泉、「Doors」=いくつもの入口と解釈し、環境や観光に関するイベントや各種事業を通じて水戸的ライフスタイルの発信と地域ブランドの醸成を目指す。5月30日より活動をスタート、初回はメンバーがカヤックに乗って桜川沿いの水辺のゴミを拾った。主要メンバーは会社社長、ヨガインストラクター、会社員、ラジオパーソナリティーなど多彩で、今年度中のNPO法人認可を目指す。
事務局の和田幾久郎さんは「まだ試運転の状態だが、『1人の100%よりも100人の1%』の手法を用いてできることから無理のない社会変革のアクションを起こしたい。ゴミ拾いにも気軽に参加していただければ」と話す。若年層の就労促進を通じて地域への愛着を持ってもらうような展開も予定しているという。
東京を中心にゴミ拾いを通じて美化啓蒙活動を行っているNPO法人グリーンバードと提携、「グリーンバード水戸チーム」を発足予定、月に1度水戸駅南や千波湖、桜川周辺のゴミ拾いを例会として、ワークショップやイベントを開催する。2010年には水戸の新たな観光資源の開発の一環として桜川の遊覧船の運航やベロタクシーの運行、カフェの設置運営などの事業展開を計画中。次回のゴミ拾いは8月8日に行う。