「ROCK IN JAPAN FES .2009」が国営ひたちなか海浜公園(ひたちなか市)で7月31日から始まり、会場内の飲食コーナー「ひたちなか市場みなと屋」では農協や漁協、地元の企業が茨城の食材を使った料理や飲み物を提供し、多くの来場者でにぎわっている。
ひたちなか市の那珂湊漁業協同組合が出店するブースでは那珂湊で水揚げされた赤エイのヒレ部分の軟骨をスライスして揚げた「ニコちゃんフライ」(200円)やご飯とレタスの上に同フライを載せた「ニコちゃん丼」(500円)が人気に。「コラーゲンが豊富で栄養たっぷり。(ニコちゃんという)名前もかわいいので若い女性によく売れている」と同女性部長の根本さん。
市場に出回らずに処分してしまうことの多い「未利用魚」である赤エイを地元の料理研究家らの協力でオリジナルメニューとしてよみがえらせた。今年が初めての出品となる同組合では連日20人体制で調理販売を行い、那珂湊の海の幸を提供する。東京から来たという20代の女子学生は「(那珂湊のことは)あまり知らなかったが、料理はとてもおいしかった」と感心していた。
そのほか、磯崎漁業協同組合(ひたちなか市)の「アワビ目光セット」(800円)やテキサスコーポレーション(ひたちなか市)の「鹿島灘産ハマグリカレー」、磯蔵酒造(笠間市)の「常陸牛プレミアムコロッケ」(300円)など地元の魚貝類や肉、野菜を使った料理が数多く並び、人気の料理には行列ができている。
同フェスの開催は8月2日まで。