茨城県信用組合のロビーで野菜直売-生産者支援に一役

開始早々からロビーに野菜を求める市民が殺到した

開始早々からロビーに野菜を求める市民が殺到した

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 茨城県信用組合(けんしん)農林水産部(水戸市五軒町2)は9月9日、「新鮮野菜の産直市」を開き、近隣のサラリーマンや主婦らでにぎわいをみせた。

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 農林水産部は農業者や農業ビジネス関係者、新規就農者支援のために昨年11月に開設された。地元に密着した農家向けの金融部門として顧客を広げている。今回は農家支援の一環として窓口ロビーを生産者に無償提供した。銀行のロビーで物販が行われるのは異例のことで、多くの市民の関心を集めた。

 出店したのは農業生産法人「環舎涸沼」(茨城町)で、当日の朝に収穫されたばかりの野菜類が並べられ、11時の開始直後から多くの市民が詰めかけた。野菜は一袋100円と格安で、涸沼特産のシジミ汁やシジミご飯なども振る舞われた。

 けんしん担当者は「中心市街地には八百屋さんが少なく、困っている市民も多い。安全、安心、しっかりした経営理念をもった環舎涸沼さんに場所を提供した」と、市民と生産者のメリットが一致したと説明する。

 今後、月1回程度の「産直市」開催を予定する。

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