自著「出稼げば大富豪」(KKロングセラーズ）のPRのために全国行脚を続けている黒岩将さんが9月11日、水戸の書店でゲリラキャンペーンを行った。

　黒岩さんは奈良先端科学技術大学院大学の博士課程在学中で、IT企業「ホープフル・モンスター」を設立。「科学技術ですべての人に出会いを」を願い、婚活プログラムなどを開発している。しかし会社の年商はわずか29万円。その後バリ島で事業に成功した「ばけらった級大富豪」に弟子入りし、「兄貴」と慕いながら体得した成功理論をまとめ出版した。現在までに1万部を売り上げ、第2弾も出版予定。

　前日の仙台に続いて水戸入りした黒岩さんは、真っ先に駅前の水戸黄門像を表敬訪問、諸国漫遊の大先輩に道中の無事を祈った。その後、川又書店エクセル店（水戸市宮町1）を訪れると、平積みになっている自著を発見。同書店のビジネス本担当の宇津木麻里さんは「ひと目見て、あの本の著者と分かりました。平積みにして反応が良く、再入荷したばかり」と話す。そのとき、たまたま水戸へ出張中の奈良県吉野町の会社役員と遭遇。聞けば同じ近畿大学の卒業ということで、その場で1冊買い上げてもらい、「こんなところで同郷、同窓の方に買っていただけるとは」と感激。にわかサイン会を行った。

　次に訪れた文教堂書店（宮町1）でも、自著が平積みにされており、「水戸はなんていいところだ。道行く高校生も振り向いてくれて、反応がいい」と好印象。「平積みにしてくれている書店さんは、バリ島ご優待します」と盛んにPRしていた。

　同書は350ページ、定価1,680円。