水戸が発祥のテーブルゲーム「オセロ」を舞台にした映画「オセロ道(みち)」(企画・セブンスアイ・プランニング)が完成、10月に水戸市で先行上映会を開催する。
地元青年団に所属する主人公が祭りの制作費を紛失、「オセロ」をモチーフとしたヒーロー「オセロ仮面」に扮(ふん)してさまざまなイベントでお金を稼いで返済しながら、地域振興に奔走するストーリー。水戸を舞台に若者たちのコミカルなやり取りを描いた青春ムービーとなっている。
監督は沢口明宏さんが務め、荒木太朗さん、あいかさん、青空球児さんらが出演。昨年夏に2週間かけて全編水戸市内で撮影を行った。南町2丁目商店街や水戸駅南口の金の納豆像前、偕楽園、水戸芸術館など水戸の風景が登場する。
オセロゲームは1945(昭和20)年に水戸市在住の長谷川五郎さんが原形を開発、以後全国に広まり、現在は世界大会も開かれるほどの有名なボードゲーム。水戸が発祥の地であることは意外に知られていなかったが、2006年には「第30回世界オセロ選手権大会」が水戸で開かれるなど、近年は街の活性化の一翼を担っている。
先行特別上映会は10月24日、10時45分から(9時45分開場)、茨城県民文化センター(水戸支千波町東久保)小ホールで行う。前売り券は、大人=1,000円、子ども=800円(当日券は各100円増し)。問い合わせは同センター(TEL029-241-1166)まで。