笠間の魅力を体験、交流、グルメで味わってもらう近畿日本ツーリストの周遊観光プラン「笠間発見伝」が人気を集める。笠間の1日を少人数で楽しめる17コースを用意、首都圏を中心に小グループの旅行客が訪れている。
同プランは笠間の陶芸、木工、石彫り、そば打ち、酒造り、農業、フライフィッシングなどを体験しながら、グルメも味わえる内容。主にJR笠間駅、友部駅からタクシーで移動する。催行人員が2人からと、若いカップルや女性グループの利用が目立つ。
人気のコースは「自作の1日」プラン。笠間材を使った「MYはし」を作り、その後そば打ち体験、「MYはし」でそばを味わった後、窯元でそばちょことはし置きを作る。作って、食べて、作品が届くといった内容で1人6,200円から。
6,000円前後のコースが中心だが、本格的な陶芸を楽しめるセレブ向けやフライフィッシングを道具付きで楽しめるアウトドア向け、精進料理と座禅、写経の非日常の体験向け――などバラエティー豊かなコースを用意する。
旅行内容を紹介するブログも10月26日に開設。同市観光マネジャーの小沢敦さんが毎日、取材執筆し、旅の模様をアップしている。
「笠間が初めての人がほとんど。着地型旅行で、笠間らしいオリジナリティーある内容が新鮮なのでは。観光は見るものから体験するものに変わっている」と小沢さん。
来年3月31日までの企画だが、人気を受けて来年度以降も通年実施の予定。申し込みは「旅の発見」サイトから。