春到来を告げる「水戸の梅まつり」が2月21日、偕楽園(水戸市常磐町)を中心に開幕した。3月28日までの日曜日ごとに「観梅デー」を開き、県外から訪れる観梅客をさまざまなイベントでもてなす。
偕楽園は水戸藩主・徳川斉昭が1842(天保13)年に開設。3,000本100品種の梅が植えられ、早咲き、中咲き、遅咲きと長期にわたって梅の開花を楽しめる。
園内では観光客らが早咲きの梅の前で水戸の梅大使や水戸黄門漫遊一座と記念撮影したり、野外で奏でられる琴の音色に聴き入るなど、早春の祭りを楽しんでいる。
期間中、は野点茶会、水戸のひな流し、野外琴の会などのイベントのほか、ライトアップによる光の散歩道、夜梅祭、ボンネットバスの運行などが行われる。
好天に恵まれた祭りのスタートに水戸観光協会の中山義雄会長は「見ごろは来月上旬ごろ、多くの方に水戸の梅を楽しんでほしい」と話す。