サッカーJ2「水戸ホーリーホック」が1月4日、クラブハウス「アツマーレ」(城里町小勝)で「2025シーズン新加入選手記者会見」を行った。
桜川市出身でJ1京都サンガF.C.から移籍した飯田貴敬選手(写真提供=水戸ホーリーホック)
同クラブは今季16人の新加入選手を迎え、うち8人が完全移籍、6人が新人選手となる。同会見では、体調不良で欠席した2人を除く14人の選手がコメントした他、小島耕社長、西村卓郎GM、昨シーズン途中から監督に就任し引き続き指揮をとる森直樹監督が今季の展望を話した。
小島社長は新加入選手について、「そう長くはないプロキャリアの中で水戸ホーリーホックを選んでくれたことに対して、感謝を示したい」と話す。森監督は「昨年は30周年という節目の年だったが、いい成績を収めることができなかった。31年目はゼロからの再挑戦だということを選手に伝えている。『走る量と質』、『バトル』、一体感や規律といった『チーム力』をピッチで表現して、高みを目指しチームの価値を高めていきたい」と意気込む。
筑波大学から新加入した沖田空(おきたそら)選手は「早くプロの世界で勝負したいという思いがあった。縦への推進力やサイドを切り裂くドリブルを生かしてチームの目標達成に少しでも貢献できれば」と話す。JFL(日本サッカーリーグ)「FCティアモ枚方(ひらかた)」から完全移籍加入する龍ヶ崎市出身の鷹啄トラビス(たかはしとらびす)選手は「茨城県民として水戸をもっと盛り上げたい。空中戦や対人、プレー守備範囲の広さに自信がある」と話す。
桜川市出身でJ1「京都サンガF.C.」から完全移籍加入した飯田貴敬(いいだたかひろ)選手は「自分は茨城県で育ち、茨城県でサッカーを始めたこともあり、いつか地元に恩返ししたいという思いを持っていた。チームをJ1昇格させるために必要なことをチームに落とし込みたい」と意気込む。
小島社長は「2月15日に開幕戦はアウェーでジュビロ磐田と、翌週23日はモンテディオ山形とホーム開幕戦を迎える。1年間、われわれの戦いの軌跡を多くのファン・サポーターに見てもらいたい」と呼びかける。