新酒の蔵開き「ちょっ蔵新酒を祝う会」が4月25日、磯蔵酒造(笠間市稲田)で開かれた。出来たての新酒の味を楽しもうと約1,500人が大宴会を繰り広げた。
当日は11時の開場とともに大勢が詰めかけ、同酒造内はさしずめ満員電車状態に。中庭、蔵、自宅広間などで所狭しと酒宴の円座が組まれ、蔵主の磯貴太さんは「日本最大の飲み会」と話す。
夕方からは特設ステージで音楽イベントも開催。プロミュージシャンによるライブやフラメンコなどが行われると、ボルテージは最高潮に。はるばるアメリカから来蔵したという米国人一行らも日本の飲み会に驚きの声を上げていた。
普段は乗降客が少ない同酒造最寄り駅のJR水戸線稲田駅もこの日ばかりは、飲酒目的の利用客でにぎわった。車での来場者には「酒は飲みません」との誓約書を書かせるなど飲酒運転対策も万全。日本酒離れの傾向が進む中、この日ばかりは新酒を楽しむ人々で大盛況だった。