水戸ホーリーホックのホームタウンPR大使を決める「2026 水戸ホーリーホック ホームタウンPR大使ドラフト会議」が7月4日、コミュニティセンター城里(城里町石塚)で開かれた。
(日立市)=山崎希一選手と、2年連続で地元を担当する多田圭佑選手。多田選手は「今年は1位を狙う」
ホームタウンPR大使は、ホームタウンとの相互連携と関係強化を目的に、トップチームの選手が1年間、各市町村の魅力発信を担う活動。担当市町村を各自治体からの指名で決めるドラフト会議は今年で5回目を迎えた。今年4月に石岡市、筑西市、桜川市が加わりホームタウンは18市町村に拡大。外国籍の3選手を除く30選手が6人の単独と12組の2人組に分かれ、各市町村の担当者が事前に選手・組を選んで投票し、指名が重なった場合はくじ引きで決めた。今回から過去の担当実績に関係なく指名できるルールに変更となった。
注目を集めたのは、昨シーズンにキャプテンを務めた飯田貴敬選手。桜川市で生まれ筑西市で育った飯田選手には、新加入の両市がそろって1巡目で指名し、抽選の末に桜川市が交渉権を獲得した。飯田選手は「桜川市と筑西市が『飯田貴敬の出身地はどっちなんだ』と僕の奪い合いをしてくれていた。どちらも出身地だと思っている。サッカーを始めた原点の桜川市でPR大使ができるのはうれしいし、育ったところだからこそ他の選手とは違う熱量でPRできる」と意欲を見せる。
1巡目では3市町の指名が重複した選手も。2021年の加入から在籍7シーズン目を迎え、現所属選手で最もクラブ在籍が長い大崎航詩選手には、クラブの練習拠点「アツマーレ」を擁する城里町を含む3市町が入札。抽選の末、城里町が交渉権を引き当てた。大崎選手は「選手の誰よりも城里町に行っているのに、意外と周辺には行ったことがない。これを機にいろいろな所に行きたい。優勝を狙って頑張る」と意気込む。同じく3市の指名が重複した真瀬拓海選手・内野航太郎選手組は北茨城市に決まった。
日立市出身の多田圭佑選手は昨シーズンに続き2年連続で地元の担当となった。大洗町出身の上山海翔選手は根本凌選手との組で同町のPR大使となった。高萩市の担当は舩橋佑選手と山下優人選手の組に決定。古河市出身の舩橋選手は今季、鹿島アントラーズから期限付き移籍で加入した。昨シーズンにPR活動の成果を競う「おらが街PRリーグ」で水戸市の優勝に貢献した早川ウワブライト選手は4巡目で石岡市の指名を受け、「昨年優勝したので1巡目の指名があると思っていた。僕はPRをめちゃくちゃするので、選ばなかった市町村が後悔するような活躍をしたい」と雪辱を誓う。
会場には450人のファンが集まり、チケットは完売した。小島耕社長は「小さなクラブがJ1でサバイブしていくためには、心を一つにして戦うしかない。苦しい時間に皆さんの声と手拍子で力を与えてほしい」と呼びかけた。選手を代表してあいさつした松原修平選手は「まずはJ1に残らなければいけない。ホームタウンを日本中だけでなくアジアにも広められるように、今年1年、しっかり頑張る」と改めて決意を語る。
チームは樹森大介監督の下、群馬・宮崎でのキャンプを経て、クラブ初のJ1シーズンとなる2026/27シーズンに臨む。8月8日に開幕し、初戦はアウェーで柏レイソルと対戦する。