水戸の納豆男が3月30日、「業務スーパー」けやき台店(水戸市けやき台3)で納豆汁の炊き出しサービスを行った。みその日(毎月30日)に合わせてみそメーカーのキャンペーンガール「み子」ちゃんも応援に駆け付け、震災に遭った買い物客にも温かい納豆汁を味わってもらった。
納豆男は県内で業務スーパーを展開するカワサキの看板男。み子ちゃんは同社と取引のある宮坂醸造のキャンペーンガール。10時から16時まで来店者に特製納豆汁をサービス。みそで作ったクッキーもプレゼントし、納豆とみそを堪能してもらった。
当日はみそができるまでを分かりやすく解説するサイエンス紙芝居も上演し、子どもたちの人気を集めていた。
水戸市内の納豆メーカーは震災で製造できない事業所が続出。スーパーなどは納豆の販売制限や売り切れが続いており、納豆汁を手にした来店者は「久しぶりに納豆を食べた気がする」「水戸人は納豆が欠かせない」などの感想を口にしていた。
納豆男は「震災でわらもだいぶ痛んでしまい、子どもには怖がられてしまう。でも納豆汁で皆さんに元気が届けられれば」と話す。