茨城空港利用促進等協議会は6月23日、フェリベールサンシャイン(水戸市白梅2)で今年度の総会を開き、県内の市町村、企業、各種団体などから約270人が出席した。
昨年度の事業収支報告と今年度の事業計画が発表され、来年3月の開港に向けて、内外に広く利用促進やLCC(ローコストキャリア)はじめ新路線の就航推進に向けて働きかけを行っていくこと、広報PR活動の概要が報告された。
冒頭、「LCCが日本で本格的に入ってくる最初の空港として茨城空港は新しい空の時代の突破口的存在になる。自走式空港であることやボーディングブリッジを使わない点などメリットを生かし、国内線の就航促進も含めて積極的にPRを行い、造って良かったと思っていただける空港にしたい」と橋本昌同協議会会長があいさつ。
その後、着陸料の軽減や国際チャーター便の就航の規制緩和、ビジネスジェットの乗り入れの促進などの整備を国に求める決議を全会一致で採択した。7月から12月にかけて国土交通省はじめ各機関に要望活動を行っていく。
総会終了後、一橋大学大学院の山内弘隆教授が「茨城空港の果たすべき役割と可能性について」をテーマに講演を行、ヨーロッパやアジアのLCCの事例などを紹介した。