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【特集】茨城発「ほしいもシェイク」、32店舗で続々展開 「干し芋王国」で新スイーツ

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 国内シェア9割を誇る茨城の干し芋。その中心地であるひたちなか市、東海村、那珂市エリアから生まれた新たなスイーツとして注目を集めるのが「ほしいもシェイク」。12月28日から2月28日まで開催される「ほしいもシェイクフェア2025」では、ひたちなか・大洗エリアを中心に、水戸、つくば、都内、埼玉の32店舗が趣向を凝らした商品を販売している。

■プロの技が光る茨城の干し芋

 茨城県の干し芋は、恵まれた自然環境で育つ。火山灰由来の水はけの良い土壌、ミネラルを含んだ潮風、冬季の長い晴天など、干し芋作りに適した条件がそろう。昔ながらの伝統品種「タマユタカ」をはじめ、柔らかな食感と黄金色の美しさで人気の「べにはるか」、幻の品種「いずみ」など、各生産者がこだわりを持って芋苗(ずいき)から生産・加工している。

■世界バリスタ監修の商品も

 今回のフェアでは、初の「ホット」商品も販売。サザコーヒーの「ほしいもシェイク」(アイス・ホット、各1,000円)は、「World Brewers Cup 2024」で世界2位に輝いたバリスタの飯高亘さんが監修。幸田商店の丸干し芋をたっぷり使い、砂糖を一切使わずに仕上げ、「干し芋本来の上品な甘みとコーヒーの香り高さを見事に調和させている」という。サザコーヒーでは1月10日から、本店(ひたちなか市)をはじめ、大洗店、水戸エリア、つくばエリア、都内5店舗、埼玉の大宮店など全17店舗で展開している。


■個性的な店が続々参画

 「ほしいもシェイクフェア2025」には茨城県内を中心に東京・埼玉を含む32店舗が参加し、各店が個性豊かなシェイクを提供する。以下、参加店舗と提供メニューを紹介する。

「ほしいもシェイクフェア2025」全店舗・全メニュー一覧
 

1.    レストラン ウィスタリア 

商品名:「ほしいもシェイク」(800円)
ポイント:芋のアイスと干し芋をミキシング。ふんわりクリームにはかわいいハート型のアクセントも

2.    POTATO LABO

商品名:「干し芋の黒糖シェイク」(680円)
ポイント:もちもちのわらび餅&香ばしいきなこ、黒糖ソースがマッチした和風シェイク

3.    PANDAMARKET


商品名:「ほしいもシェイク」(650円)
ポイント:県庁の25階からの景色を眺めながら楽しめる、控えめな甘さと干し芋本来の風味を生かした一杯

4.    干し芋専門店 大丸屋


商品名:「おいものシェイク」(750円)
ポイント:作りたて干し芋×芋蜜×香ばしいもチップのマリアージュ

5.    ガルパン喫茶 Panzer Vor


商品名:「干し芋スムージーシェイク」(1,100円)
ポイント:爽やかな甘さのシェイクに、自家農園製の丸干し芋を添えた一杯

6.    氷屋cafe旬果 ~syunka~


商品名:「ほしいもシェイク」(680円)
ポイント:焼き芋シェイクに黒蜜とエスプーマクリーム、きな粉をまとった干し芋をトッピング

7.    ブロンズ


商品名:「ほしいもシェイク」(600円)
ポイント:サラッとした口当たりのシェイクに、芋蜜をたっぷりとかけた刻み干し芋をトッピング

8.    ペンギー

商品名:「ほしいもシェイク」(580円)
ポイント:口当たりの良いシェイクに、芋蜜をたっぷりとかけた一杯

9.    ume cafe WAON


商品名:「梅ほしいもシェイク」(600円)
ポイント:ミルキーなシェイクに、プルプルの梅ゼリーをトッピング

10.    ミルスタ


商品名:「干し芋ピール」(¥450)
ポイント:茨城県産生乳たっぷりのミルクシェイクと、干し芋の優しい甘みが溶け合う一杯

11.    リビスコひたちなか店

商品名:「ほしいもシェイク」(800円)
ポイント:砂糖控えめの芋ジェラートとキャラメル、紅はるかの甘みのバランスが特徴

12.    魚来庵カフェ


商品名:「ほしいもシェイク」(650円)
ポイント:滑らかな口当たりのシェイクに、干し芋の豊かな風味を加えた


13.    cafe style いづみ茶寮(準備中)
商品名:「ほしいもシェイク」

14.    ジミーズコーヒースタンド(キッチンカー/ピンクの車両)


商品名:「ほしいもシェイク」(700円)
ポイント: 干し芋パウダーをたっぷり使い、きなこと黒蜜で和の味わいに仕上げた


15.    菓子工房 SAKABA

商品名:「ほしいもシェイク」(¥680)
ポイント:ザクザク食感の「干し芋フレーク」と干し芋の甘みが味わえる
 
サザコーヒー全店舗(ICE/HOT 各¥1,000)
商品名:「ほしいもシェイク」(アイス・ホット)
ポイント:ホット:干し芋とエスプレッソの豊かな香りが特徴。
ポイント:アイス:ミルクジェラートと干し芋の甘みが溶け合うドリンク
(提供店舗)
水戸・ひたちなかエリア(本店、勝田駅前店、水戸京成店、水戸芸術館店、水戸駅店、TSUTAYA水戸南店、茨城県庁店、茨城大学ライブラリーカフェ店、大洗店)
つくばエリア(筑波大学アリアンサ店、つくば駅前店)
東京エリア(ecute品川店、東急二子玉川店、KITTE丸の内店、エキュートエディション新橋SL店、東京農業大学店)
埼玉エリア(ecute大宮店)

■アンケートも実施

 フェア期間中にアンケートに答えると、抽選で30人に「干し芋スイーツ」が当たるキャンペーンも行っている。インスタグラムで「#ほしいもシェイクラリー」を付けて投稿すると、20人に「干し芋平干し&丸干しセット」が当たるキャンペーンも同時に展開している。「異なる店での購入写真を投稿するほど当選確率がアップする」という。

■干し芋産業のさらなる発展へ

 茨城県は2025年1月、初の「全国ほしいもグランプリ2025」を開催。北海道から鹿児島まで51点の応募があり、東海村の「干し芋農園川上」がグランプリに輝いた。併せて、「第18回ほしいも品評会」も開催し、約2000人が来場した。若い世代や子連れ家族の姿も目立ち、干し芋の新たな魅力発信につながっている。

 2019年11月には、令和初の創建となるひたちなか市の堀出神社境内に「ほしいも神社」が開設された。「ホシイモノ(欲しいもの)は全て手に入る」というユニークなご利益とともに、黄金色の鳥居が並ぶ神社は新たな観光スポットとしても注目を集めている。

  ほしいもシェイクの展開は、今後も各店舗での独自の進化が期待される。

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