並松町児童公園(水戸市栄町)で4月6日、「公園でお花見交流会」が開かれる。主催は、水戸の大工町周辺の有志により結成された実行委員会。
地元に住む実行委員のメンバーに、会場となる同公園の愛護会から「公園をもっと使ってほしい」とのオファーがあったことをきっかけに、数年前から構想を練り、初開催にこぎ着けた。
実行委員の大塚智洋さんは「自分が大人になって初めて、僕らが子どもの頃何気なく遊んでいた公園は、大人たちが大切に守ってきたものだったということに気付いた。当たり前だったことの意味をようやく理解した気がした」と振り返る。「子どもの数も減り、公園自体を利用する人も減っている中で、新たにこの町に来た方や昔から住んでいる方、この公園を囲むように存在する学校、子どもたち、消防団や地域コミュニティー。みんなが一緒になれる一日になれば」と話す。
当日は会場に30人ほどが座れるスペースを設置。ステージイベントとして、大成女子高校の吹奏楽部、ダンス部、書道部がパフォーマンスを行う。消防団の機材展示を行うほか、物販・飲食ブースで地元の飲食店が出店する。
大塚さんは「今後も、毎年桜の時期に開催する予定。このイベントをきっかけに公園の桜の木を中心としたコミュニティーの場ができることを期待している。イベントは単純にきっかけづくり。誰もが来られるイベントにしたい」と意気込む。
開催時間は10時~14時。