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水戸の料亭で参加型の奴振り お座敷文化の継承目指す

「奴振り」の様子

「奴振り」の様子

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 参加型のお座敷文化お披露目会「おーい!奴(やっこ)さんだよの会」が6月26日、水戸の老舗料亭「山口楼」(水戸市大工町)で開かれる。主催は水戸芸能士協会。

来店客も参加して踊りを学ぶ

 同協会は、水戸の伝統芸の継承を目的に2010(平成22)年に発足。大工町三業組合の補助制度で、地域のイベントや個人のお祝い事、お座敷で舞方としての活動や研修を行っている。現在、水戸芸能士・舞方として8人が登録している。

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 「おーい!奴さんだよの会」のテーマは「水戸の旦那衆をデザインする」。合いの手を入れたり、一緒に踊ったり、楽しみながら伝統芸能に触れ、水戸の旦那衆や地域の人が伝統芸能を受け継ぐことができるよう企画した。今年2月から、舞方衆の技術向上の目的も兼ねて開いているという。

 山口楼・5代目若旦那の山口晃平さんによると「全国的にもお座敷文化の存続が危ぶまれ、水戸の舞方衆が踊りを披露するお座敷の場が減っている」という。会では、各地の花柳界(かりゅうかい)で知られる全国区の踊り「奴振り」を舞方衆と共に踊る練習を体験するほか、月ごとに変わる舞方衆の演舞などが料理と共に楽しめる。

 舞方衆の保子さんは「お座敷の場を和ませてお客さまをもてなし、気持ちよくお帰りいただくのが私たちの仕事。芸者衆の踊りというのは本来、場所やお客さま、場に合わせて変えていくもの。教科書がないという難しさはあるが、歌や踊り、三味線を含め、お座敷文化やおもてなしの心を継承していきたい」と話す。「披露するのは、夏祭りなどのイベントだけでも構わない。習い事として稽古も行っているので、若い人たちに気軽に参加してほしい」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は18時30分~。参加費は1万5,000円。問い合わせは舞方後援会事務局(TEL 029-227-1819)まで。

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