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水戸の「楮川ダム」で市制施行130年記念限定ダムカード

浄水管理事務所の青木伸一さん(左)と小澤和幸さん(右)

浄水管理事務所の青木伸一さん(左)と小澤和幸さん(右)

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 楮川ダム(こうぞがわ)の市制施行130年記念限定「ダムカード」の配布が6月1日、水戸の浄水管理事務所(水戸市田野町)で始まった。

楮川ダム

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 国土交通省と水資源機構が2007(平成19)年から配布する「ダムカード」。4月1日現在、全国685基のダムのカードが制作され、ダムマニアや観光客を中心に広がりを見せている。茨城県内では10カ所で配布。同所では、2018(平成30)年3月1日に配布を開始し、5月29日までに5536枚を配布している。

 6月1日からは、水戸市市制施行130年記念限定デザインの「ダムカード」の配布を開始。5000枚限定のところ、6日現在で500枚以上を配布した。同所には、家族連れからシニアまで幅広い世代が来場。半数以上は県外から訪れ、写真撮影などを楽しんでいるという。水道週間に合わせ、隣接する浄水施設で、7日まで一般公開も行っている。

 カードの表面には、ダム名と写真、目的記号、バージョン情報、型式記号。裏面には、所在地、河川名、ダムの型式、堤高、堤頂長、総貯水容量、管理者、本体着工・完了年といったダムのデータやダムについての説明などが記載されている。

 ダムカードは同管理事務所で1人1枚の配布。楮川ダム・楮川浄水場を訪れた場合に限る。配布時間外の来訪の場合は、「ダムと自分が写っている写真」などの証明が必要となる。

 管理係長の青木伸一さんは「楮川ダムは、那珂川から水を引き、貯留している全国的にも珍しい『水道の水をつくるため』のダム。貯水されている197万トンは市で使用される水道水の約20日分。安全安心な水がこうしてできていると知ってもらえたらうれしい」と話す。

 同管理事務所での配布時間は9時~16時。土曜・日曜・祝日、年末年始は休み。限定カードの配布は来年3月31日まで。無くなり次第終了。

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