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大洗で手作り市とデジタルテクノロジーのアートプロジェクト リアル体験創出

「海と夜空と光の祭典」で展示する音霊(オトダマ)

「海と夜空と光の祭典」で展示する音霊(オトダマ)

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 大洗のシーサイドステーション(大洗町港中央)で7月27日から、「かもめたちの手作り市」「海と夜空と光の祭典」が開かれる。

前回の「かもめたちの手作り市」には3800人以上が来場

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 主催は「rain coat studio」(水戸市)。2016年6月にチームとして活動を開始し、楽曲制作やデザイナー、写真家など高校生から社会人までの8人で構成されている。「住み続けられるまちづくりを」を掲げ、県内を中心にアートイベントやハンドメードイベントなどを開いている。

 「かもめたちの手作り市」は、5月に同所で初開催。54組のアーティスト、作家らが参加し、3800人以上が来場した。団体の代表・江畑千春さんは「シーサイドステーションは雰囲気も良い空間なのに夜の利用が少ない印象があった。手作り市やイルミネーションを通して、夜の利用のきっかけとなればと思い企画した」と話す。

 今回は期間中の週末と祝日のみの開催で、雑貨や衣類をはじめ、各日10店ほどのキッチンカーが出店。リフレクソロジー体験や県内各地で活動するアーティストがライブ演奏やパフォーマンスを行う。出店では、高校生による持ち株会社「HIOKOホールディングス」(常陸大宮市)が地元食材や自家菜園のブルーベリーを使用したメニューなどを提供するほか、会場にテナントを持つ「海風ヨガスタジオ」がイルミネーションの空間に合わせたナイトヨガを開催予定。

 期間中毎日、デジタルテクノロジーを駆使した体験型アートプロジェクト「海と夜空と光の祭典」も同時開催。会場には、動きや音楽に合わせて色を変えるイルミネーション「音霊(オトダマ)」を20個配置。「光のインタラクティブアート」展示をはじめ、15分ごとに約5分間の音楽に合わせて光を放つ「ミュージックショー」も行う。そのほか、ドリンク購入でシェアリングライトをレンタルでき、音霊と光の同期やシェアリングライトを持った人同士で光のシェアなどが体験できる。

 江畑さんは、「関わる出店者や団体にも高校生などの若者が多い。アートなどは、小さい頃に見たものが影響する。家族連れや若年層にも来てもらって『こんな人たちがやっているんだ』『こんなことができるんだ』と知ってほしい。ネットや電子端末が普及して、その場でなんでも完結してしまう時代だからこそ、リアルな場で子どもも大人も楽しんでもらえる空間にしたい」とも。

 開催時間は、「かもめたちの手作り市」=10時~20時(土曜・日曜)、「海と夜空と光の祭典」=18時~20時。入場無料。8月15日まで。

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