夜の埠頭(ふとう)を手作りキャンドルで彩る「エコキャンドルライトIN大洗」が11月29日、大洗港の大洗第4埠頭で行われた。同イベントは大洗町役場、大洗海の大学、大洗町青年会議所の主催によるもので、キャンドルの明かりが海辺の風景を幻想的に浮かび上がらせた。
冬の大洗の魅力と港のにぎわいを創出しようと企画された同イベント。キャンドルのともるわずかな時間でも、電気を止めて環境への思いを新たにする。キャンドルは町内の飲食店などへ廃油の提供を呼び掛け、約1,000リットルの油を集めた。これを材料に、呼び掛けに応じた町民らが延べ13時間かけて1,300個のキャンドルを作り上げた。
当日は思い思いに願いを書き込んだキャンドルが、クリスマスツリーや星、ハートマークを形作り、埠頭を渡る海風に炎をゆらめかせた。地元有志による演奏や合唱がクリスマス雰囲気を盛り上げ、訪れた子どもたちも寒さを忘れ、光の芸術に見入っていた。