水戸のまちづくり会社「まちみとラボ(水戸市南町)」が11月22日から、M-Work(水戸市南町)で「まちで起業スクール」を開講する。
同社では、平成28年度から3年間にわたり、水戸市や商工会議所、地元の商店街と連携しながら、マルシェや空き店舗ツアー、ビジネスプランコンテスト、出店者に対するリノベーション支援のほか、冊子やウェブによる情報発信などを行ってきた。社長の三上靖彦さんは「これまでの成果を踏まえ、本年度から、よりブラッシュアップされた起業スクールを開講することで、出店希望者の育成と空き店舗の使い方プランづくりの支援を本格化させたい」と話す。
スクールは「起業すること」「お店づくり」「まちづくり」「まちなかとお店」をテーマにした全4回の講義に加え、ワークショップで「経営」「事業計画」「リノベーション」「広報戦略」を学ぶ。来年2月15日には、ビジネスプランコンテストも予定する。講義は、全受講のほか、単体の受講も受け付ける。初回は11月22日、「グロービス経営大学院」茨城水戸特設キャンパス責任者、「水戸ど真ん中再生プロジェクト」事務局長、「FMぱるるん」ラジオパーソナリティー、「いばらきスポーツタウン・マネジメント」社長の川崎篤之さんが講師として「まちなかで起業すること」の講義を行う。
三上さんは「今までの創業支援・起業家育成講座とは一味違う、より実践的・具体的な起業スクールとなっている。理論的なことや成功事例の紹介といった表面的な講座ではなく、実際に事業に取り組み、悩み、苦しんだ、苦しんでいる起業家から、直接その苦労話やノウハウを聞くことができる」と話す。
「水戸のまちなかで、空き店舗を活用して新しいことを始めたいと考えている人に参加してほしい。年齢は問わず、新しいことにチャレンジしたい、という前向きな気持ちで参加してもらえたら」と呼び掛ける。
受講無料。定員は各20人。申し込みはメールで受け付ける。