茨城大学水戸キャンパス内にある「茨城大学生活協同組合 水戸購買部」(水戸市文京)のクッキー過剰在庫SOSを訴えるツイートが現在、ネットで話題を集めている。
今月16日、「茨城大学生活協同組合 水戸購買部」が段ボールの山の画像付きでつぶやいた「【拡散希望】茨大クッキー約1300箱あります。卒業式と入学式の分の入荷が止められなかったので。過剰在庫なので今日からセールしてます。在校生のみなさん、教職員のみなさん、助けてください!!!味はコロンバンのなので間違いありません。おいしいです!」というツイートは3月17日19時現在、7000以上のリツイート、3500以上のいいねが寄せられている。
同店店長によると、同商品は、茨城大学の卒業式や入学式に合わせ約1カ月前に注文したもので、製造の都合から発注を止められなかったという。茨城大学では、新型コロナウイルス感染症の影響で、茨城県武道館で毎年行っていた卒業式典を取りやめ、水戸・日立・阿見キャンパスの各教室等で学科・コース・専攻ごとに分散した学位記伝達式として行うことを発表。入学式は中止を発表している。
過剰在庫となったのは茨城大学のロゴマークを印刷した紙箱入りの「茨城大学オリジナルクッキー(9枚入り)」、缶入りの「茨城大学オリジナルクッキー(19枚入り)」。それぞれ値引きを行い、9枚入り=756円を600円、19枚入り=1,296円を1,000円で販売する。
ネット上では、卒業生の「買います!OBとして貢献せねば!」(原文ママ)という声や、在校生や卒業生などのリツイートも多いという。同店店長は「ツイートの反響が大きく驚いている。今朝も、教職員や、このクッキーの存在を知らなかったという在学生、卒業生が足を運んでくれている。あたたかい言葉をもらって本当にありがたい」と感謝をにじませる。「残念ながら通販には対応できないが、卒業生など久しぶりに大学に足を帰ってきてくれたら」と話す。
商品は、順次、それぞれのキャンパス内の生協にも分配するほか、水戸キャンパス以外でも販売する予定という。