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ひたちなかのキャンプ場が「オンラインキャンプ」配信 遠隔で「たき火」囲む

たき火の様子

たき火の様子

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 ひたちなか市のキャンプ場「イバフォルニア・ビーチキャンピングプレイス」(ひたちなか市阿字ヶ浦)が4月16日から、オンライン会議システムを使ったキャンプ体験サービス「キャンプ場オーナーが提供するオンラインキャンプ 焚き火(たきび)編」を行う。

テスト配信したキャンプ場の様子

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 同所を運営する小池伸秋さんは「緊急事態宣言発令に伴い、経営するキャンプ場の休業を決めた。ご予約いただいた人にキャンセル手続きの連絡を取るうちに、『自粛が終わったら必ず行きます』というメッセージがあった」と話す。「本当はみんなキャンプがしたいだろうな」と感じたという。

 キャンプ動画の需要などを受け、友人向けにたき火やキャンプ料理の配信などをテスト配信。オンライン体験を提供できるサイトを知り、「ここでなら僕の思いやキャンプの魅力を表現できると思い企画した。苦境に立っている観光業など地元の人たちにもオンライン体験を販売するという新しい商品開発を提起することができれば」と小池さん。

 「現地に足を運ぶよりも気軽に参加できるのが魅力。ネットがつながる環境があれば、どこにいても参加できる。人間は本能的に火を見ると落ち着くというのはよく言われている。オンラインだが、たき火を囲んで語り合うのも魅力。コロナ禍でストレスをためがちな方には大いに語っていただいて、参加者同士で交流を深めてもらいたい」とも。

 オンラインキャンプは、ウェブサイト「TABICA」で申し込みを受け付け、オンライン会議システム「Zoom」を使いキャンプ場と利用客をつなぐ。動画を通して、自己紹介、アイスブレーク、たき火セッティング、まき割りを体験し、みんなで語らいながら焚き火を囲む。

 小池さんは「自粛で家に居る時間が長いことで、外出すること、自然と触れ合うことの大事さが再評価されていると思う。せめて自然体験をオンライン上で味わってもらえれば。自粛が解除された後には実際に茨城に足を運んでいただけたら」と笑顔を見せる。

 開催時間は16時~18時。予約がなければ開催しない。参加料金は1回線500円。

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