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水戸の飲食店が母子父子家庭支援 無償で昼食提供、寄付呼び掛けも

無償提供するオムライスを手にする嶋田さん

無償提供するオムライスを手にする嶋田さん

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 水戸でうどん店「たらいうどん 椛や」(水戸市有賀町、TEL 029-259-4826)など4店舗を経営する松岡献一郎さんと「洋食屋 花きゃべつ」(水戸市南町、TEL 029-306-6850)店主の嶋田淳さんが5月4日~6日、母子父子家庭支援として昼食の無料提供を行う。

提供するオムライス(デミグラス、ケチャップ)

 嶋田さんは「臨時休校が始まってから、松岡さんが子ども向けに『キッズうどん』無料配布を始めているのを知っていた。以前から一緒に何かできればと話していたが、先週この企画の話が出て、共同で無料提供することに決めた」と話す。

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 松岡さんと嶋田さんの店では、母子家庭のスタッフや父子家庭を家族に持つスタッフが勤務。「食の負担が大きい」との苦労を耳にすることもあったという。「休校に伴い、給食がなくなり、農家や食品加工会社などでフードロスも出ているという現状も理由の一つ」と嶋田さん。

 嶋田さんは「私たちも外宿自粛などで、売り上げが減っていて厳しい状況があるが、大変なのはみんな同じ。やれることをやろうと思った」と話す。「食材を少しでも買い取り、食べ物に困っている方へお届けすることで、いつも支えてくださっている地域の皆さんへ恩返しができる」とも。

 5月4日~6日、松岡さんの経営する「たらいうどん 椛(もみじ)や」で「天ざるうどん」、「肉汁うどん利八」笠間店・水戸東原店・見和店で「肉汁うどん」、嶋田さんの経営する「洋食屋 花きゃべつ」で「オムライス」を提供する。11時~12時の1時間の中で受け取りに来られる母子・父子家庭が対象で、1日20食限定。申し込みは、希望する店舗ごとに、前日までに電話で受け付ける。

 嶋田さんは「この取り組みをSNSで発信したところ、反響も大きく、付き合いのある農家さんなどからレタスや米の寄付もあった。今後もさまざまな飲食店などと協力しながら継続していければ」と話す。「身近に困っている方がいたらぜひこの企画を知らせてほしい。多くの方に支援が届き、また支援の輪が広がっていくことを願っている」とも。

 松岡さんは「喜んでいただくのが一番。飲食店が厳しい現状はあるので、寄付という形も受け付けている。このような取り組みが、継続して母子父子家庭支援するきっかけになれば」と話す。

 各店ではそれぞれテークアウトも展開。今後、「椛やうどん」は、「キッズうどん」(無料)の継続を予定。「花きゃべつ」は、寄付を募り、継続した支援を目指す。

 予約や寄付の問い合わせは、「肉汁うどん 利八 笠間店」(笠間市上市原、TEL 0296-71-8055)、「肉汁うどん 利八 見和店」(水戸市見和、TEL 029-303-5666)、「肉汁うどん 利八 水戸東原店」(水戸市東原、TEL 029-350-2166)、「たらいうどん 椛や」(水戸市有賀町、TEL 029-259-4826)、「洋食屋 花きゃべつ」(水戸市南町、TEL 029-306-6850)まで。