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ひたちなかの写真館がスライドショー企画 「思い出を形に残す意味伝えたい」

「369枚」のキセキサムネイル

「369枚」のキセキサムネイル

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 ひたちなかに本社を置く小野写真館(ひたちなか市東大島、TEL 029-274-1791)のブライダル事業部が5月1日、参加型のスライドショー「『369枚』のキセキ」をインターネット上で公開した。

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 同社は1976(昭和51)年創業。七五三や家族写真向けのフォトスタジオ運営を行う「フォトスタジオ事業」、ブライダルフォトスタジオ運営、ドレスショップ運営、式場運営などを行う「ブライダル事業」、振り袖・卒業はかまのレンタル業務、成人専門フォトスタジオ運営を行う「成人振袖事業」のほか、「茨城キッズ図鑑」「二十歳図鑑」などのフリーペーパー発刊を手掛ける。

 同社は4月8日から、東京、神奈川、千葉の全店舗の営業を自粛。4月18日~5月6日の茨城県全店舗の営業自粛を発表。オンライン会議システムなどを使った相談受け付けなどを行っている。

 ブライダル事業部カメラマンの吉岡隼弥さんは「世界的危機的状況下の中、弊社の経営理念である『写真を通じて世界に笑顔・幸せ・感動を連鎖させる』として、私たちは何ができるのかを考えた。お客さまから大切な写真を提供していただきスライドショーを作成する事で笑顔・幸せ・感動を連鎖させられると思った」と、きっかけを話す。

 同社のインスタグラムで4月18日~22日に写真を受け付け、約200人から計369枚の写真が集まった。集めた写真をスライドショーにし、インスタグラムやユーチューブで5月1日に公開。スライドショーには「少しでも笑顔になってほしい。みんなの未来に思いを乗せて、今を乗り越えよう」とメッセージを込める。

 参加者からは「どの写真がいいかなと写真をみながら思い出話も盛り上がり、すでに幸せな気持ちになりました。コロナウイルスの影響で結婚式を延期しなければならない私たちにとって、アンシャンテの皆さまに前撮りだけでもしていただけたことは本当にありがたかったです。遠くにいる家族や親戚もとても喜んでいました。ご縁に感謝しています。不安な日々が続きますがお互い頑張りましょう」(以上、原文ママ)などの声が寄せられたという。

 「写真の持つ力を伝えて、少しでも明るい未来を想像しながら前に進んでほしいと思い制作した」と吉岡さん。同事業部カメラマンの藤井秀磨さんは「今回、企画に賛同していただき大切な写真を提供してくださってありがたい。皆さまから提供いただいた写真を一枚一枚拝見させていただき私たち自身が皆さまから笑顔・幸せ・感動をいただいた」と話す。「今度は、私たちがこのスライドショーで一人でも多くの人に、私たちが頂いたような笑顔・幸せ・感動を連鎖させられれば」とも。

 吉岡さんは「外出自粛でうちにいる時間が増え、何をして過ごせば良いのか分からなくなる時があると思う。そんな時に過去の写真を振り返り、子どもの頃の写真や仲間と過ごした青春時代、何気ない写真が大きな力を発揮すると思う。写真は見る人を笑顔にさせる力、過去の記憶を呼び起こし、人に感動を与える力がある。思い出を形に残す意味を伝えたい」と意気込む。

 今後も、同様の企画を予定。インスタグラムやツイッターで募集する。

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