小美玉市ブルーベリー生産組合が7月9日から、JR水戸駅のコンコースで小美玉市のブルーベリー商品の直売会「アイの玉収穫祭」を開いている。
小美玉市は県内有数のブルーベリーの生産地。旬は6月から9月ごろまでで、昨年は27人の生産者が15トンを出荷した。直売会で販売する「アイの玉」は、同組合独自の「できるだけ農薬を使用しない」「定期的に圃場(ほじょう)を巡回し管理状況をチェック」などのガイドラインに沿って生産・出荷を行うブルーベリーブランド。「アイの玉」には、ブルーベリーの「藍色」と目の「アイ」、応援してくれるサポーターの「愛」、3つの意味を込める。
同組合は、「アイの玉 摘み取りサポーター制度」の取り組みも行う。小美玉市・茨城県と連携し、一般消費者に農作業を補助してもらい、労働力不足解消を図る。摘み取りサポーターは、農家のブルーベリー摘み取り作業を手伝う代わりに、自分が摘み取った量の10%を持ち帰ることができる。
水戸駅での直売会は昨年に続き2回目。初日は、組合の生産者が朝5時から収穫した直売会限定商品「ブルーベリー」(カップ入り、約200グラム・500円)のほか、「ブルーベリーピューレ」、「アイの玉ジュレ」(以上500円)、「ブルーベリージャム」「ブルーベリー黒糖ジャム」(以上、90グラム・350円、200グラム・600円)、小美玉産ブルーベリーを丸ごとトッピングした「アトリエ プティ・ボア」(小美玉市小岩戸)の「チーズインバウム ブルーベリー」(300円)などが並んだ。
ブルーベリーを買い求めた水戸市の女性は「ブルーベリーが大好きで、昨日も小美玉のブルーベリーを食べたばかり。たまたま立ち寄ったが、粒が大きくて、きれいだったので購入した」と笑顔を見せる。
同組合の皆藤純一さんは「アイの玉は、独自のガイドラインに沿った高品質で安心して食べていただけるブルーベリー。粒もL、2L、3Lと大きく、冷凍でも生でも楽しめる」と話す。「県内のブルーベリー生産地として、つくば市、かすみがうら市が有名だが、小美玉市も生産地なんだと知ってもらえたら」とはにかむ。
開催時間は11時~18時。今月11日まで。