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大洗で小学生が一艘曳き漁体験 地元漁協らが企画

漁業体験に参加した小学生たち

漁業体験に参加した小学生たち

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 小学生対象の一艘曳き漁体験が8月1日、大洗漁港(大洗町)で行われた。

網に掛かった魚を真剣に見つめる様子

 主催は大洗町漁業協同組合。「海のお仕事図鑑プロジェクト実行委員会」と「いこーよ」が協力した。

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 「海と日本プロジェクト」が展開する「海のお仕事図鑑プロジェクト」の一環。当日は県内外の小学校の1年生~6年生10人が参加した。

 同組合の組合員が講師となり、大洗での漁獲方法や海洋環境について説明したほか、海や魚について学びを深めるクイズを出題した。その後、子どもたちは「一艘(そう)曳き漁」で使う「袋網」に入る体験を行ってから2船に分かれて乗船。漁港から約2キロ沖の海上で、全長約200メートルの網を水深7~8メートルの位置まで流し、網を引いた。漁体験ではシラス200キロとマダイ、ヒラメ、イシモチなどが揚がり、参加した子どもたちからは「楽しかった」「大きい魚がとれた」と喜びの声が上がった。

 「一艘(そう)曳き漁」は、一艘の船が魚群の周りで円を描くように網を流し、魚をすくい上げる漁獲法。長時間掛けて一度に大量のシラスを漁獲する二艘曳き漁に比べ、網を曳く時間を短くすることで魚を傷つけることなく鮮度を保つことができるという。とれた魚は氷で活(い)け締めするため、魚を生きたまま水揚げできるのが特長。

 子どもたちは漁体験の後、学びや体験の内容をリポートにまとめた。講師への質疑応答では、子どもたちから「漁師になった理由は?」「今までで一番大きい魚は?」「やりがいを感じる時はどんな時か?」との質問が次々に飛んだ。

 4年生の浅井奏祐くんは「マダイがとれて楽しかった。こんなにでっかい魚がいることを知ることができてよかった。また体験してみたい」とほほ笑む。

 6年生の田口真優さんは「親に薦められて参加した。学校の授業などで知っているつもりだったが、参加して魚の大事な命をいただいているのだとあらためて知った。最初(船に乗るのは)嫌だなと思っていたが、だんだん船に乗りたい気持ちに変わっていった。網を引き上げる時は、とても力が必要で、漁師さんはすごいと感動した」と話していた。