水戸芸術館が7月28日、特設ページ「おうちで楽しむ水戸芸術館」で配信していたオーディオドラマ版「『最貧前線』宮崎駿の雑想ノートより」のアンコール配信を決めた。
ACM劇場プロデュース「斜交」~昭和40年のクロスロード~(2017年)(撮影=刑部アツシ)
昨年同館で上演した舞台版「最貧前線」のオーディオドラマ企画として、6月から配信していた同作。
作品は、太平洋戦争末期、海戦の最前線に放り込まれた漁師と兵士の物語。同館ACM劇場芸術監督の井上桂さんが企画・脚本を担当し、オーディオドラマ版では、舞台版にも登場した14歳の「見習い」の視点で新たに物語を作り直した。
利用客から好評だったことから、アンコール配信として8月23日24時までの延長配信を決めた。
8月17日は、水戸芸術館ACM劇場でオーディオドラマ版「最貧前線」ライブを行う。ACM劇場の大迫力スピーカーで「最貧前線」を聞くことができる。同館担当者は「映画のような臨場感をお楽しみいただける」と話す。
今年秋には、オーディオドラマ第2弾となる「斜交」~昭和40年のクロスロード~の配信も始める。出演は、刑事役の近藤芳正さんのほか、「温泉ドラゴン」の主要メンバーで土浦市出身の筑波竜一さん、若手刑事役を中島歩さんが務める。
最貧前線のオーディオライブは入場無料。